伊関正孝弁護士(東京) ついに除名処分

6日付で時事通信は、「弁護士を除名処分=過払い金流用―東京」として、以下の記事を配信した。

 

消費者金融業者から受け取った依頼者らの過払い金を流用したなどとして、東京弁護士会は6日、伊関正孝弁護士(60)を除名の懲戒処分にしたと発表した。

 除名は最も重い処分で、3年間は弁護士資格を失う。同弁護士会の調査に対し、伊関弁護士は「争いません」と話しているという。

 

引用以上

 

 この件について東京弁護士会は、本日(4月7日)中に懲戒処分の事後報告の公表を同会のウェブサイトにて行うとの事である。

昨日もお伝えしたように、伊関弁護士所属の潮総合法律事務所は「お客様の都合」で電話が不通の状態であり、当ブログに寄せられたコメントでは4月5日付で、伊関弁護士からの受任通知が発送されているらしい。

東京弁護士会は、伊関弁護士の預り金の横領事案について刑事告訴を行うのかも含めて、現在の潮総合法律事務所の状況を調査し、国民に報告すべきである。

この件は、続報があり次第随時公表していきます。

速報 予定通り潮総合法律事務所は崩壊しました

筆者は懲戒処分の事前公表を東京弁護士会が行っている伊関正孝弁護士が所属する「潮総合法律事務所」が、現状のままでは追い出されるとして金策を行っている事を3月28日付でお伝えした。

 

年度末を迎え問題弁護士の金策が本格化しています

 

 そうしたところ、本日筆者に、既に潮総合法律事務所は電話が「お客様の都合」で通話ができなくなっているとの情報が寄せられた。約9500万円の預り金を消失させた(実際は横領だろう)伊関正孝弁護士と連絡が取れなくなれば、被害者の救済もままならないはずである。東京弁護士会は早急に指導監督連絡権を行使して、潮総合法律事務所の実態を調査すべきであろう。

電話が止まっている理由が「お客様のご都合」なので、そのうち電話が通じる事もあるかもしれないが、弁護士事務所の電話が「お客様のご都合」で不通になるという事が異常な事態であることは間違いないだろう。

新年度の日弁連会長挨拶 不祥事対策には言及なし

日弁連のウェブサイトに、4月1日付で中本和洋新会長の挨拶が掲載されている。

 

会長からのご挨拶

 

 2月5日に実施された日弁連会長選挙において、1万2303票という、過去最多となる票を得て、当選することができました。会員の皆さまの大きなご支持に心より感謝申し上げます。

これまで日弁連は、ロースクールの創設、法テラスの開設、刑事裁判における裁判員制度の導入等、司法改革の諸課題に取り組んでまいりました。これらの制度は、社会の中で定着しつつあり、一定の役割を果たしてきています。

しかし、民事司法の分野では、十分な改革が進んでいません。消費者問題や労働問題を含め民事紛争が依然として多く発生しているにもかかわらず、民事裁判件数をはじめ、司法の容量が増えていません。このことが、弁護士人口増に比して弁護士の活動領域が拡大しておらず、また業務量も増えていないことを端的に示しています。

私は、日弁連会長選挙において、民事司法の改革こそが急務であり、この実現によって、司法を真に市民にとって利用しやすく頼りがいのあるものとするとともに、弁護士の活動基盤を強固なものにして法の支配を社会の隅々に広げるための取り組みが、これまで以上に必要であると主張してまいりました。このような民事司法の改革課題を実現するためには、運用の改善とともに法律の改正や、司法予算の確保が必要であり、法曹三者との協議・連携は勿論、政府や国会議員・政党の方々のご理解とご協力が必須です。日弁連は各方面の皆さまと協力して、これらの課題の実現に向けて活動していかなければなりません。

いかにして平和を守るかについては、国民の間で安保法制をめぐり、大きな議論となっています。集団的自衛権を含む安保法制は、立憲主義および憲法第9条に反するものであり、従来の日弁連執行部の取り組みを継承してまいります。

憲法改正問題については、日弁連は、人権擁護を使命とする法律家集団としての発言と活動をすべきです。戦争は最大の人権侵害であり、日弁連は戦争に向かう動きに対しては強く反対しなければなりません。人権や平和にかかわる憲法が改正されるとはどういうことか等、法律家として検討し、分かりやすく説明・情報提供をしていくことが重要です。

この他、刑事司法改革、法曹養成制度改革等の諸課題にもこれまでの日弁連執行部の基本方針を継承しつつ、皆さまの声をしっかり聴いて、積極的に取り組み、希望と活力にあふれ、信頼される司法を築いていきたいと考えています。

皆さまのご支援ご協力を心よりお願い申し上げます。

2016年(平成28年)4月1日

 日本弁護士連合会会長 中本 和洋(なかもと かずひろ)

引用以上

 

 まぁ通り一遍の内容を述べているが、弁護士自治の信託者である国民への目線が欠けている事は明らかだ。

まず、ロースクールの創設・法テラスの開設・刑事裁判の裁判員制度の導入を司法制度改革の一定の成果としているが、ロースクールの創設は決して成功であるとは言えないような状況で、すでに統廃合が進んでいる状態であり、法テラスは無理筋の事件を受ける受け皿となり司法を混乱させ、裁判員制度はせっかく裁判員裁判で重罪を言い渡しても、高裁では受け入れられないことが多い。これが一定の成果なのであろうか筆者には疑問である。

民事司法の改革というが、この挨拶文の内容では民事紛争が増えているにも関わらず、民事事件の裁判件数は増えず、弁護士増に対して弁護士の活動領域が拡大していないとしている。簡単に言えば、このような現象は民事裁判に対して国民が何も期待していないという事である。判決は取っても、執行が困難である状況や、民事裁判における事実認定が一般社会の慣習や常識からの乖離していること、一審における事実的な和解の強要など、国民の多くは一度民事裁判を経験すると「二度と裁判などしない」と思う事が多いらしい。弁護士費用を払い、成功報酬を取られたら、貸金返還請求であれば貸した金より大きく目減りしての回収になる事がほとんどである。これでは民事訴訟など誰もやりたくないだろう。懲罰的な損害賠償制度を採り入れ、民事裁判にこそ市民感覚が必要なので裁判員制度を導入すべきなのである。

日弁連のいうところの民事司法改革には国民の多くは全く期待などしていないので、ぜひとも筆者の期待を裏切るような斬新な制度改革を期待したい。

また何度も述べているが安保法制は政治問題である。弁護士自治を司る日弁連が意見を言う必要が有るとは思えない。意見のある弁護士は国会議員に立候補して自らの意見を述べればいいのである。

さて、このご挨拶は弁護士不祥事の防止には、タッタの一言も触れられていない。国民の財産を理由なく奪う弁護士が増加している中で、弁護士不祥事に触れないことは不適切であると思うのは筆者だけであるとは思えない。こんなところに筆者は「弁護士の弁護士による弁護士の為の弁護士自治」を垣間見るのである。

横領弁護士と特殊詐欺関係者の共通点 背後の犯罪収益共同体の小集団

特殊詐欺関係者は「仲間」とか「絆」とかが大好きである。猜疑心ばかり強くカネのためなら殺し合いも厭わないにも関わらずである。

 

【参考リンク】

【生きたままノコギリで斬首】横浜バラバラ強盗殺人事件【池田容之】

振り込め詐欺団仲間割れ4人殺害事件

板橋死体遺棄 犯行グループ、“奇妙な面々”

新宿・社長殺害:被告の男、差し戻し審判決は懲役18年

 

 このような事を行う「カネの亡者」たちは、犯罪収益で最新ファッションを身に着け、キャバクラで浪費し、その死臭のようなカネの臭いに敏感な女たちを引き寄せ、お互いにカネの有るうちは惹かれあうのである。

そして、浪費のために更なる犯罪行為を繰り返し、犯罪収益でバカ共が思うところの「正業」を始めたりするわけである。しかし上述のように、猜疑心が人一番強いのが特殊詐欺師の特性なので、すぐに「仲間割れ」を起こして事業などまともにできないことが多いのである。

この手のバカが逮捕されると、お仲間のキャバ嬢は「○○くん心配だよ」などとハトの弁護士に伝言を頼んだりするのであるが、起訴と決まればカネが入る予定もなくなるので、さっさと姿を消してしまう事が多い。ブランド物を買ってもらったりSNSに有名飲食店に行っている写真を撮ってアップしたいがために、特殊詐欺師と付き合うのだから当然と言えば当然の行動である。特殊詐欺師も、このような女に引っかかっては形無しなのである。

女の中には犯罪収益による贅沢生活が忘れられずに、夫(愛人)を無罪にしろと弁護士に難癖をつけてくる者も多い。カネの亡者に憑りつかれた人間には正常な判断力が喪失することがよくわかる事例である。

一方、横領・着服弁護士の多くは、生活レベルを落とせずにそのような犯罪に走ることが多い。生活レベルを落とせないのは、この手の問題弁護士たちの家族に対する見栄であろう。ベテラン弁護士で横領着服を行う者の多くは既婚者であり、妻は専業主婦であることが多い。トラブルが発生すると、「付け馬」が弁護士の自宅に行ったりすることも多いが、この手の横領弁護士の妻の多くはどこ吹く風で、夫がカネさえ持って来ればどんな性質のカネでも構わないのである。自らの経済状況など気にせず、「弁護士の妻」としてふるまうための装飾品やブランド物を身に着け、子供を私立の名門校に行かせるためであれば、よく裁判所がいうように「カネに色は付いていない」ので、預り金からカッパライをしたカネでも構わないのである。

また誠実であった弁護士も、愛人などができると、その色香に迷い仕事が急に粗くなったり、今までは受任しないような筋の悪い事件を受けるようになるのである。

上記のような犯罪集団関係者と交際する女や、横領弁護士の妻などは、犯罪者を中心とした犯罪収益共同体の小集団を作り、さらなる犯罪を助長するのである。

このような犯罪収益共同体の構成員に共通している事は

  1. 見栄っ張り 2.飲食店などで尊大な態度を取る 3.節操がない 4.自らの死など考えない という事であろう。

 人間は考える葦であるはずだが、カネの亡者たちは考えることなどしない。目の前のカネのためなら犯罪は厭わないし、犯罪被害者の心情など忖度しないのである。本稿で指摘した犯罪収益共同体の小集団は社会の害悪である。

ルカによる福音書12章の13~21を以下に引用するのでカネの亡者どもは括目して読んでほしい。

 

13 群衆の一人が言った。「先生、わたしにも遺産を分けてくれるように兄弟に言ってください。」

14 イエスはその人に言われた。「だれがわたしを、あなたがたの裁判官や調停人に任命したのか。」

15 そして、一同に言われた。「どんな貪欲にも注意を払い、用心しなさい。有り余るほど物を持っていても、人の命は財産によってどうすることもできないからである。」

16 それから、イエスはたとえを話された。「ある金持ちの畑が豊作だった。

17 金持ちは、『どうしよう。作物をしまっておく場所がない』と思い巡らしたが、

18 やがて言った。『こうしよう。倉を壊して、もっと大きいのを建て、そこに穀物や財産をみなしまい、

19 こう自分に言ってやるのだ。「さあ、これから先何年も生きて行くだけの蓄えができたぞ。ひと休みして、食べたり飲んだりして楽しめ」と。』

20 しかし神は、『愚かな者よ、今夜、お前の命は取り上げられる。お前が用意した物は、いったいだれのものになるのか』と言われた。

21 自分のために富を積んでも、神の前に豊かにならない者はこのとおりだ。」

 

 本当に味わい深い話である。人の命は財産によってどうすることもできないのは真実である。カネの亡者には分からないでしょうがね、だからカネに憑りつかれた者は「亡者」なのである。

神奈川県弁護士会(旧称横浜弁護士会)が不祥事防止のための「適正化対策室」を設置

読売新聞は3月30日付で「弁護士会、不祥事で対策室」として以下の記事を配信した。

 

依頼人から預かった現金を着服した業務上横領罪で今月、横浜弁護士会所属の弁護士楠元和貴被告(44)が横浜地裁で懲役4年6月の実刑判決を受けた(控訴中)。同会は会員の不祥事を未然に防ぐ「適正化対策室」を設置し、再発防止に取り組む。(鬼頭朋子)

 「被害を受けた方や市民に、深くおわび申し上げる」。10日の判決後、記者会見した横浜弁護士会の竹森裕子会長は頭を下げた。

 判決によると、楠元被告は2012~15年、成年後見人や遺産分割の交渉代理人などとして預かった現金を126回にわたり口座から引き出すなどし、計約5600万円を横領。公判で楠元被告は「東日本大震災で業務が滞り、事務所経費などが払えなくなった」と述べ、着服について「甘えがあった。返済できる自信もあった」と振り返った。

 事件を重く見た同会は適正化対策室を開設した。弁護士6人がメンバーで、2人ほどのチームを編成。市民の苦情などから会員の非行が疑われる場合、会員に詳細に事情を聞くなどして調査を進める。必要に応じて助言や指導を行うほか、会則違反が判明した際は、懲戒の必要性を検討する綱紀委員会に報告するという。

 弁護士個人には本来、権力の監督下に置かれることがない「弁護士自治」が認められている。同会の執行幹部は「不正の被害拡大を防ぐための苦渋の決断だった」と語る。

 同時に、経営難の弁護士へのサポート窓口も設け、経験豊富なベテラン弁護士が助言したり、日弁連の講習を紹介したりする。

 弁護士の横領・詐欺事件は全国で後を絶たない。読売新聞の調査では、13年~15年11月の約3年間に起訴された弁護士は23人。被害総額は20億円を超えた。背景に、弁護士の厳しい業務環境が指摘されている。

 日弁連の吉岡毅事務次長によると、近年は裁判件数が減少傾向にある中、司法制度改革による弁護士増で競争が激化し、収入を減らす弁護士が増えている。また弁護士法は、破産すると弁護士資格を失うと規定しており、収入を大きく減らした際の心理的負担も大きい。

 同会の会員もこの10年で、2倍近い1540人(3月28日現在)に増加し、所属弁護士の一人は「楠元被告の事件も人ごととは思えない」と話した。

 

引用以上

 

 神奈川県弁護士会が適正化対策室を設置した事は、弁護士不祥事防止に何らの対策も行わない単位弁護士会が多い中で、画期的なことであるとは考える。しかし引用記事中にあるような内容では不祥事防止の効果は極めて少ないと判断せざるを得ない。

まず、市民の苦情を元に非行が疑われる場合の詳細な調査などとは言っても「弁護士の職務の独立」を盾に拒否されたら、何もできる事はないだろう。また問題弁護士が素直に調査に応じるとも思えない。当然のように他の弁護士の助言なども聞きはしないだろう。

また、経営難の弁護士の相談にベテラン弁護士が乗るとの事であるが、相談に乗るベテラン弁護士は仕事もしっかりと確保できて、弁護士としての力量もあるからこそ、このような会務に時間を割くこともできるのである。相談に乗ってほしい弁護士の多くは「カネに追われる」状態であり、アドバイスよりも運転資金が欲しいのである。そこを理解しなければ何の意味もなさない相談になる事は明らかであろう。

弁護士が預り金の使い込みを頻発する事を防止するためには、入出金が弁護士個人の裁量に任せられる「預り金」制度を廃止して「カルパ制度」の導入を図るべきなのである。

カルパ制度については以下の第二東京弁護士会の「マルセイユ弁護士会訪問記」の記事中に分かりやすく紹介されているので、該当部分を引用する。

http://niben.jp/niben/books/frontier/frontier201510/2015_NO10_38.pdf

 

カルパ

 

(1)預り金の管理

 弁護士会の運営にはお金が必要です。弁護士会にはカルパという仕組みがあり、弁護士会のお金の管理をしています。弁護士会会長がカルパの長を兼務し、権限を持っています。

カルパには、23人の職員がいます。昔は、弁護士が第三者から受けとったお金をコントロールする機関がありませんでした。そのために、横領などいろいろな問題が生じました。そこで、こういうお金を1つの弁護士会口座にまとめたらどうだろうかという発想から、カルパが生まれました。現在、カルパは法的に認められた機関であり、預かった資金を管理しています。今や、横領のような問題は全くありません。

 カルパには、ただ1つの口座があり、そこで資金を管理します。2930人分の預り金を、この口座で預かります。さらに、その口座の下にぶら下がっているサブ口座のようなものも使います。

 弁護士は、100ユーロ以上のお金は、自分では管理してはならず、カルパに預けなければなりません。例えば、弁護士が損害賠償金の支払を受けたら、カルパに預けなくてはなりません。従わなければ、除名処分を含む処分を受けることがあります。

 カルパは、どこからお金がきて、どこへいくかという、お金の入口と出口を明らかにします。

 フランスにもマネーロンダリング(マネロン)を規制する法律はありますが、カルパは、これまで一度も当局に報告したことはありません。カルパは、預り金を十分コントロールしているので、当局の信頼があるからです。

 カルパは、怪しげな弁護士がいる場合は、小切手帳を取り上げることもできます。フランスの161の弁護士会に、134のカルパがあります。全国にカルパ評議会のようなものもあります。小さな弁護士会では、いくつかの弁護士会と一緒になってカルパを運営しています。

 一方で、それぞれの弁護士が資金について責任を持つというのも原則です。企業秘密も絡んできます。

 例えば、弁護士が会長に、あるプロジェクトがあって、この予算が必要だと提案するとします。会長が認めれば、プロジェクトにお金が回されます。しかし、例えば、フェラーリを買うために300万ユーロが必要と提案しても、会長は認めないでしょう。2か月後に東京の弁護士会に出張するなどといった弁護士会に必要な仕事であれば、認められるでしょう。

 マルセイユ港は、船の売買が盛んです。港湾関係のスペシャリストの弁護士も、マルセイユにたくさんいます。石油の輸送船売買もあります。船の売買で動く大きなお金を、カルパが管理します。

 クライアントのために船を買いたいということもあるでしょうが、例えばコロンビアから資金がきたときはどうでしょうか。さすがに、この場合は問題となり得ます。カルパは、お金の流れをコントロールし、その結果、マネロンができないようにしています。

 会員が、お金に不正があると疑ったら、弁護士会会長に直接言います。マネロン規制の

中で、会長には特別の権限があるのです。弁護士会が、弁護士のお金について不正だといって声明を出すことはできません。弁護士会は、税務署の職員ではないので、税務署に報告したりはしません。弁護士の守秘義務は絶対だからです。

(2)預り金の運用

 カルパは、お金を預り金として共通の場所に集中させ、運用し、収益を上げています。弁護士会の建物も、その収益で手に入れているのです。選ばれた9人の代表が、専門家と相談しながらどのように資金を運用するかを決定し、長期、短期など、いろいろな視点で行っています。実に、年400万ユーロというお金を運用しているのです。

 預り金を運用するにあたって、個々のクライアントの同意は不要です。この点は、立法で解決済みです。カルパは、公共サービスに貢献するという点に主眼がありますから、クライアントがこの点で何か文句を言うことはできません。カルパは、公的な役割を果たしているのです。

 カルパは、国選弁護人のお金も、一旦預かっています。さらに、カルパは、会員に問題がおきた時に貸付もしますし、年金などにより財政援助もします。

 弁護士会費は、収入比例で、年間平均額は弁護士1人あたり2000ユーロです。また、預り金の総額は、3億ユーロ(445億円)です。運用益のおかげで、例えば、女性会員が出産したら会費を免除するなどの施策を取ることができます。

 資金の一部は、ウクライナ国債でも運用しています。これはIMFも絡むものですが、利益をあげています。カルパの今年の運用収益は、54万7000ユーロです。

 マルセイユ弁護士会のカルパの運用は、非常にうまくいっています。それぞれのカルパは独立していますが、フランス全土の統括カルパにより、監督されています。

 リスクの高いものでは運用せず、元金保証で運用します。

 カルパの課題ですか。そうですね、問題といったものは、今のところはないですね。全てうまくいっています。しかし、問題が生じている地方もあります。問題が生じたら、全国のカルパが連帯して助ける仕組みです。

 過去には、会長が預り金とともに蒸発したケースもありました。今では、そんなことのないように厳しくコントロールしています。例えば、3万8000ユーロの小切手を切るときは、会長のサインが必要です。そのおかげで、ここ数年、問題は生じていません。

 また、会長自身も保険に入っています。保険は、各弁護士会も入っています。この保険料は、カルパから出します。

(3)他国の動き

 フランスと似たような文化を持つ国では、カルパを採用しようという動きがあります。

例えば、アフリカ圏やアルメニア弁護士会が、検討中です。

 また、イスラエルの弁護士会も、来年中の導入を検討しています。

 北米では、ケベック弁護士会(会員数約1万5000人)も、カルパのシステムの導入を検討中です。

 

引用以上

 

 分かりやすい説明である。上記の文章にもあるとおり、マルセイユ弁護士会ではカルパ制度を運用開始してから横領行為は起きていないそうだ。なぜ日弁連はこの制度を導入しようとしないのか筆者には全く理解できない。弁護士個人の裁量で入出金可能な「預り金」の制度では、横領・着服は思うようにできるのである。預り金制度を漫然と続けている結果が、昨年12月20日付で読売新聞の1面で報道された「弁護士の着服、被害20億円超…後見人悪用も」という記事である。

 

【参考リンク】

12月20日付 読売新聞1面「弁護士の着服、被害20億円超…後見人悪用も」

 

 筆者はカルパ制度の導入を推進しない、日弁連・各単位弁護士会には本気で預り金の着服・横領対策を行う意思はないと判断している。

筆者は、問題弁護士のカウンセリングなどを過去に刑事事件の有罪判決や懲戒処分で弁護士資格を失った弁護士たちにさせると良いのではないかと考えている。なぜなら、弁護士資格を失った後の悲惨な人生や、資格を喪失するまでの金策の苦労などが身に染みて分かっており、問題弁護士の心情も充分に察することができると思うからである。道を誤り人生を棒に振った弁護士資格喪失者の話を聞けば、現状問題を抱えている弁護士も自らの今後の人生に思いをはせ、一瞬ではあるかもしれないが悔い改める事があるかもしれないと考えている。弁護士資格を喪失後もご活躍中の、佐竹修三や小林霊光などは適切でない人選だが、現在身柄を拘束されている本田洋司や楠元和貴や渡部直樹に接見に行かせて、お話を伺ってくるのは不祥事防止に極めて有益ではないだろうか。

社会問題となっている弁護士不祥事について日弁連・各単位弁護士会が何らかの対策を取っている事は理解するが、空虚な「声明」や新たな会規を定めても適正に指導監督連絡権の行使をしないのであれば、何らの対策も行っていない事と一緒なのである。

弁護士自治の信託者である国民にこれ以上の被害を与えないために、日弁連・各単位弁護士会には効果のある弁護士不祥事対策を望みたい。

依頼者と弁護士の距離について 弁護士が依頼者に不適切行為 200万円賠償命令の報道

30日付で産経新聞は「日大元准教授の44歳弁護士、シングルマザーの依頼者に不適切行為 200万円賠償命令」として以下の記事を配信した。

 

日本大学法学部准教授(当時)だった男性弁護士(44)にトラブルの解決を依頼したところ、強制的に性行為され苦痛を受けたなどとして、東京都江戸川区の女性が男性弁護士に慰謝料600万円を求めた訴訟の判決が29日、東京地裁であった。今井和桂子裁判官は「性行為は強制ではなく、2人は大人の男女関係にあったが、依頼者と性的関係を持ったのは弁護士として極めて不適切だった」と認定、男性に200万円の支払いを命じた。ただ、女性側の主張も多くが「信用できない」として退けられた。男性は既に弁護士事務所を退職、日大も辞職している。

  判決によると、シングルマザーの女性は平成24年6月~9月、子供が通っていた小学校の別の保護者とトラブルになり提訴されたため、解決を男性弁護士に依頼。その一方、女性は10月8日から出勤を開始した会社の上司に同月14日にホテルに連れ込まれ、「強姦された」と男性弁護士に相談した。上司に対する損害賠償請求について打ち合わせする中で、2人は同月18日に性的関係を持った。

  その後、女性は男性弁護士に対し、「強制的に性的関係を結ばれた上、依頼した仕事も怠慢している。支払ったお金を返済してほしい。返済しなければ懲戒請求する」と伝えた。

  また、女性は男性弁護士の妻に「性的関係を持った」と電話で告げたり、深夜に男性弁護士宅を訪問したりした。結果的に女性と男性弁護士は「男性弁護士が慰謝料など計600万円を女性に支払う」とする合意書を作成。しかし男性弁護士がその後、慰謝料の支払いなどを拒否したため、女性が提訴していた。

  女性は「合意書があるのに男性弁護士が600万円を支払わないのは不当だ」などと主張。一方、男性弁護士は「合意書は女性から脅迫されて作成されたため無効だ。性的関係も強制ではなく、女性側から求めたものだ」と反論していた。

  今井裁判官は「合意書は女性側の脅迫的言動で作成されたため無効だ」と判断。また、性的関係を持った後も女性が男性弁護士に親しいメールを送っていることなどから、「強制的な性行為ではなく、大人の男女関係にあった」と女性側の主張を退けた。

  しかしその上で、「上司からの強姦被害を訴えたり、子供のトラブルを抱えたりしていた女性が他者への依存度を高めていたことは容易に理解できるのに、そのような女性と男女関係を結んだことは弁護士として極めて不適切だった。依頼者である女性への配慮がなかった」などとして、200万円の支払いを命じた。

 

引用以上

この報道の内容からすると、性被害の相談をこの男性弁護士に行っていた被害者女性がいつの間にか、この男性弁護士と性的な関係を結び、その後この被害者女性が男性弁護士の自宅を訪れたり、男性弁護士の妻に関係を持ったことを告げたりするなどして結果的に両者の間で、男性弁護士が慰謝料として金600万円を支払う合意書を作成し、その支払いを懈怠したために被害女性が訴訟に及んだというものだ。

裁判所が、この合意書を「脅迫により無効」として判断している事から、この被害女性にも問題があったことは明らかだろう。

しかし、この男性弁護士は「脇が甘い」と言わざるを得ない。依頼者の誘いに簡単に乗ってしまうのでは弁護士として不適切な行動であることは間違いないし、業務を離れ依頼者と会う事の危険さを認識していないのである。

基本的に弁護士として相談を受けるときは、弁護士事務所もしくは弁護士会の相談室以外などでは行うべきでないだろうし、依頼者との連絡は事務所の固定電話や、事務所としてのメールアドレスで行えば大きな問題は起きないのである。

携帯電話でのやりとりや、LINEなどのやり取りは極力しないことが一番の依頼者とのトラブル防止なのである。

最近は欲望を自制できない弁護士が依頼者に手を出してトラブルになる事も多発している。そんな弁護士たちは以下の高中正彦弁護士の述べるところの弁護過誤防止の7か条をじっくりと熟読してほしい。

 

1.むやみに人を信用するな

2.こまめな報告はあらゆる過誤を根絶すると知れ

3.カッカするな・常に冷静であれ

4.説明の腕を磨け

5.すべての事件について手を抜くな

6.カネに魂を売るな

7.謙虚であれ

 

むやみに人を信用せず、常に冷静であれば簡単に依頼者と関係を持つことないはずだ。この男性弁護士も自らの軽率な行為を悔やんでいる事だろうが、後悔先に立たず、失ったものはあまりにも大きかったはずだ。

街角法律相談所についての問題について

街角法律相談所というサイトがある。

https://www.machikado-saimu.info/

 

このウェブサイトは弁護士の比較広告サイトに見えるが、YAHOO知恵袋には以下のような質問と応答が掲載されている。以下に内容を要約引用する。

 

『街角法律相談所』は非弁行為にあたるのか

 

『街角法律相談所』は非弁行為にあたるのか

 

(非弁護士との提携の禁止)

 第27

弁護士は、第72条乃至第74条の規定に違反する者から事件の周旋を受け、又はこれらの者に自己の名義を利用させてはならない。

 

 (非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止)

 第72弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、異議申立て、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。

 

ネット上では、『街角法律相談所』に対し「あくまで広告業として事務所の紹介をしているため、問題はない」という意見もありますが、相談申し込みを受けて相談者と弁護士の間を仲介し、相談依頼関係成立のために便宜を図る行為は、周旋行為に当たるのではないかと推察します。

 当該サイトは、報酬を得る目的での周旋行為であるため、非弁行為に該当するのではないかと思うのですが、詳しい方のご意見を伺いたく質問させて頂きました。

これに関しては、弁護士会でも話題になっているようで、非弁行為であると指摘する声もあるようです。

 

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ベストアンサーに選ばれた回答

kaba02524さん

2015/1/100:42:18

街角法律相談所とは、

 債務整理の相談を受けてくれる全国の相談所、法律事務所を比較できるサイトです。 債務状況を答えるシミュレーターによって、適切なアドバイスをしてくれる事務所を検索します。

・・とあります。

回答なければ弁護士ドットコムに質問されては?

HPで事務所登録無料とあります。

ブログ主に有償掲載を依頼しています。

 通信費等人件費をかけても契約成立時の紹介料をもらう契約があるかもですね。

でないとあちこちの広告費用は誰の負担?

あと、最近遠方事務所を紹介されたようです、東北在住の方が東京事務所紹介だそうです。

 電話の説明で、銀行1件10万、2件分で20万、クレジット業者1件5万でしめて3件25万です、相場よりかなり高いです。

○の会とか、公的機関に似せた相談所とか、無資格相談員しかいない相談所には関わらないのが良いです。

 公的機関や弁護士会等地元をお勧めします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 こういう営業がきたそうです。

 株式会社HIROKEN

 2012年8月7

○○借金返済ブログ運営者様

 度々のご連絡失礼いたします。

 株式会社HIROKENの○上と申します。

 前、広告掲載のお願いのメールをお送りさせて頂きましたが

 ご返信を頂けなかったので失礼とは思いますが再度ご連絡させて頂きました。

この度、弁護士事務所の債務整理案件の掲載をお願いさせて頂きたくメールをお送させて頂きました。

 掲載料金、契約形態などご希望に添える様努力致しますので

是非お取引をさせていただけませんでしょうか。

 度々のご連絡にて大変恐縮ではございますが

 ご返信をいただけましたら幸いで御座います。

 

 以上、何卒宜しくお願い致します。

□■━━━━━━━━━━━━━━━

株式会社HIROKEN

 ○上 ***@hiroken-grp.jp

 

kaba02524さん

.

2015/01/0102:33:36

.

紹介事務所はリヴラ総合法律事務所です。

 知恵袋にも面談無しで郵送手続きで済まそうとしたそうです。

 弁護士ですとかかって来た電話番号はフリーダイアルだそうです。

そのフリーダイアルはどこだとネット検索したら回答はないけれど同じく検索回数が多かったです。

 事務員のみで全て終わらせるなら、非弁提携を疑われても仕方ないです。

 紹介元の広告会社に査察が入って確かめて欲しいです。

 新聞記者も非弁提携問題を追っているそうですが、尻尾を出さないみたいです。

 

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1413412997

 

引用以上

 

筆者の考えから言えば、依頼者が「街角法律相談所」という、あたかも法律業務を行っているような名称のウェブサイトに個人情報を登録し、そのうえで依頼者が直接連絡もしていない法律事務所から連絡が来るという内容からすれば、間違いなく非弁提携に当たるだろう。知恵袋に掲載されている「リヴラ総合法律事務所」は筆者も下記のとおり取り上げた事がある事務所である。

 

記事広告をメディアによる紹介と表示するセンセイ(リヴラ総合法律事務所)

 

 この事務所は以前から非弁提携が問題になっており、実際の運営者はSという男が取り仕切っており、今までも預り金の使い込みや反社会的勢力との関係が取りざたされたことがあるようだ。

また筆者の調査と寄せられた情報によれば、街角法律相談所の関係者は関連する法人の人物を法律事務所に派遣し集客業務などを行っているようである。筆者の述べる内容に間違いがあるというのであれば、コメントで連絡を頂きたい、きちんと精査をおこない間違いがあれば謝罪訂正するが、筆者はある法律関係者から街角法律相談所関係者がある法律事務所の「丸抱え」を持ちかけたり、具体的な非弁提携の持ちかけをされたとの証言を得ている。これらの事実を東京三会の非弁取締委員会に報告を行う事を考えている。

また、この街角法律相談所関係者の中には過去に悪質な「詐欺サイト」の運営に関わっていたり、社債詐欺などの特殊詐欺に関与し悪質な探偵会社を運営していたものもいるとの情報も寄せられている。真偽は定かでないが、特殊詐欺の収益で弁護士業界に参入する者が存在することは、大山多賀男の例もあり、あながち嘘とも断定はできない。

そんな訳で筆者は東京三会に「街角法律相談所」について、弁護士法72条に抵触の疑いありという情報と、具体的に同サイトの関係者が法律事務所の「丸抱え」を持ちかけた弁護士事務所に対しても指導監督連絡権の行使を上申する事を予告しておく。

読者の方で「街角法律相談所」についての情報がある方がいましたら、コメント欄に情報をお寄せください。

5億円着服弁護士への実刑判決と430万円横領弁護士の起訴 預り金制度を廃止しなければ、今後も横領犯罪は続くでしょう

毎日新聞は28日付で「業務上横領 大阪の弁護士に懲役11年の実刑判決」として以下の記事を配信した。

 

依頼人からの預かり金など約5億円を着服、詐取したとして業務上横領などの罪に問われた大阪弁護士会所属の弁護士、久保田昇被告(63)に対し、大阪地裁は28日、懲役11年(求刑・懲役13年)の実刑判決を言い渡した。村越一浩裁判長は「高度な職業倫理が求められる弁護士が社会の信頼を失墜し、厳しい非難は免れない」と述べた。

 判決によると、久保田被告は2009年4月から15年1月、民事訴訟で代理人を務めた新潟市の建設会社からの預かり金や交通事故の示談金計約4億7000万円を着服。隣接地の購入交渉を依頼された大阪市内の幼稚園から購入名目で受け取った2700万円についてもだまし取った。

 

引用以上

 

 また産経ニュースは28日付で「遺産金を着服したとして弁護士起訴 430万円を別口座に 名古屋地検」として、以下の記事を配信した。

 

名古屋地検は28日、依頼人の遺産金約430万円を着服したとして、業務上横領の罪で愛知県春日井市の弁護士、説田正幸容疑者(39)を起訴した。

 起訴状によると平成27年1月、相続手続きを請け負っていた名古屋市港区の男性(83)=14年7月に死亡=から預かり、説田被告名義の口座に保管していた親族への遺産約1千万円のうち約430万円を別の口座に移し横領したとしている。

 愛知県警港署によると、説田被告は逮捕当時認否を留保し、その後容疑を認めた。

 

引用以上

 

 久保田弁護士の悪質極まりない横領行為について、大阪地裁の村越一浩裁判長が「高度な職業倫理が求められる弁護士が社会の信頼を失墜し、厳しい非難は免れない」と述べた事は当然であろう。弁護士の使命と真逆の行為を行い、自らの都合だけで人様のカネを使い込んだ久保田弁護士への判決が求刑の懲役13年に対して、懲役11年とされたことは残念である。法律のプロである弁護士の悪質な犯行であったのだから求刑通りの判決でもよかったのではないだろうか。

また、愛知県弁護士会所属の説田弁護士は引用記事によれば被疑事実を認めたという事であるが、自らの預り口口座から横領した430万円の使途が気になるところである。いったい何に費消したのかきちんと説明を公判で正直に述べてほしいものである。

何度も繰り返すが、弁護士個人の裁量で引出が可能な「預り金」制度を廃止しなければ、今後も預り金の横領・着服行為は後を絶たないことは明白であろう。最近は、昨年所属の東京弁護士会から退会命令の処分を受けた龍博弁護士のように竹川カズノリ(横浜市在住)のような非弁屋と手を組んで預り金を横領するために計画的に弁護士事務所を立ち上げるような連中も存在するのである。

そんな連中を放置し「預り金」制度を廃止しなければ、東京弁護士会の懲戒処分の事前公表がなされている伊関正孝弁護士のように預り金96,731,955円がいつの間にか1,764,940円になってしまうような事態に陥ってしまう事もあるのである。債権者破産により弁護士資格を喪失した「泥棒」駒場豊も自転車操業で依頼者の預り金を使い込んでいたにも関わらず、不可解な貸し付けを繰り返したいたのである。

多くの国民に理不尽な被害を与えないためにも「預り金」制度の改革は喫緊の課題なのである。日弁連・各単位弁護士会には何の期待も出来ないので、弁護士法の改正の中で弁護士の預り金についての規制を盛り込むことを国会で議論すべき時期なのである。

東京高裁 SFCG元会長に全面無罪判決 刑事は無罪でも社会的には制裁を受けたSFCG但し、周辺者や残党には一層の注意が必要

民事再生法違反などで、1審で一部有罪判決を受けたSFCG元会長の大島健伸被告に対して東京高等裁判所は全面無罪の判決を下した。以下に28日付の産経新聞配信の『商工ローンSFCG元会長に全面無罪 1審一部有罪判決覆る 「元部下の証言信用できない」と東京地裁』という表題の記事を引用する。

 

商工ローン大手SFCG(旧商工ファンド)の経営破綻をめぐる事件で、民事再生法違反罪などに問われ、1審東京地裁で一部有罪となった元会長、大島健伸被告(68)の控訴審判決が28日、東京高裁であった。朝山芳史裁判長は「1審が有罪の根拠とした元部下らの証言は不合理だ」として、全面無罪を言い渡した。

 大島元会長は、民事再生手続きによる資産凍結を免れるため、資産約418億円を同社破綻前に関連会社に譲渡したように装ったとして、民事再生法違反(詐欺再生)と会社法違反、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の罪に問われた。

 平成26年4月の1審東京地裁判決は「譲渡された資産はSFCGに対する実在の債権と相殺されており、資産を債権者の不利益に処分する行為には当たらない」と、民事再生法違反罪と会社法違反罪については無罪と判断。一方、資産譲渡日を仮装したとする電磁的公正証書原本不実記録・同供用罪については「大島元会長の指示だった」と認定し、懲役1年6月、執行猶予3年とした。大島元会長はこれを不服として控訴していた。

朝山裁判長は「資産譲渡の仮装が大島元会長の指示だったとする元部下らの証言は曖昧な上、客観的事実と整合しない。整合を認め、有罪とした1審判決は不合理だ」とした。

 

引用以上

 

 無罪判決が下ろうと、SFCGに対する世間の評価は変わるはずもない。無罪判決を受けた大島元会長は「天馬行空」というナルシスティックな自叙伝漫画を自社のウェブサイトに公開していたが、すでにSFCGは経営破たんし地に堕ち、貧乏人から毟り取るという大島元会長の営業手法は、大きな批難を浴びたのである。

 

【参考リンク】

商工ファンド(SFCG)社長の自伝漫画が酷い!

 

動画 「貧乏人から儲ける方が楽」 SFCG元会長の”金集め人生”

   SFCG大島「貧乏人から儲ける方が楽」「国庫の援助で儲けよう」

 

 大島元会長は、SFCGを法律に基づく「スマートな取立て」とSFCGの営業手法を表現していたが、私製手形を使った手形小切手訴訟を濫発したり、連帯保証人への容赦ない取り立てなど、法には違反していないが「悪徳」と呼ばれるにふさわしい行為を行い続け、その「悪徳」と呼ばれる法律行為を違法ではないという理由で実質的にSFCGの手法を「幇助」してきた弁護士らの罪は重いと言わざるを得ないだろう。

結局は、利息制限法の改正により「過払い金返還請求」によりSFCGは息の根を止められたのであるが、現在もSFCG出身者による、様々な悪質な商売は続いているのである。(芝さんが良い例ですね)

SFCGの元関係者は、潤沢な資金を元に女衒や怪しげな関係者に出資し海外でカジノ事業を行おうとしている噂が絶えない事や、アングラ業界にも資金を拠出しているとの情報もある。また、SFCG全盛時に大島元会長にあこがれ「カネの亡者」に憑りつかれて金融業を開業した人間の多くは誇大妄想を抱き、ミニ大島達が大量に生み出されてきた。厳しい営業ノルマと取立てを課す営業システムは組織的なヤミ金グループも同様の手法を行って来た事から、いわゆる「マチ金」と「ヤミ金」が手を組むような形で「システム金融」という悪質な手法も生み出された。このシステム金融は現在も姿を変えて存続し、その不法な債権の取り立てを弁護士事務所が組織的に行っているという情報もある。(北辰一刀流らしいです)

このようにSFCGが社会に与えた悪影響・害悪は計り知れないものがある。カネを借りたら返すという事は必要な事であるが、カネを借りる人間は、カネが足りないから借金をするのである。借金の理由にはみなもっともらしい事を言うが、実際には分不相応な生活を行ったり、浪費を行う事が主な理由である事が昔から変わりは無い。そんな人間にカネを貸しても戻ってくるはずがないのであるが、借主では無く連帯保証人から巻き上げるビジネスモデルがSFCG流なのである、そのカラクリが根保証契約であった事は周知の事実である。

SFCG元会長は起訴された内容においては無罪判決を受けたが、社会的には既に断罪をされていたという事だ。

年度末を迎え問題弁護士の金策が本格化しています

問題弁護士たちは年度末を迎え、必死の金策を行っているようである。東京弁護士会から懲戒処分の事前公表を受けている、伊関正孝弁護士も現状のままでは現在の事務所を追い出されるとして、様々な関係者に金策を行っているとの情報が寄せられた。伊関弁護士には自らの金策では無く、被害者にカネを返すための金策を行ってほしいものである。

そのほかにも、「カネに追われた」弁護士たちが金策に動いているようである。そのような動きの中で、弁護士は反社に絡め取られるのである。

最近、弁護士業界に入り込む連中で多いのは「広告屋」や「出会い系」関係者である。上記の伊関弁護士の事務所も金主は、出会い系サイトの青木美男から、ヤミ金の男に代わりそのヤミ金の元締めの男は、なんと潮総合法律事務所内で身柄を取られたとの情報もある。

広告屋は、弁護士の集客についてのリスティング広告などを行っている連中で、実際に依頼者の事など何も考えずにひたすら「カネ」を求めて集客するのがお仕事である。仕事はやりっぱなしで、あとは野となれ山となれというスタイルなので被害者が続出するのである。

潤沢な予算を持つ日弁連が、会員向けの融資制度でも始めれば、依頼者の預り金の横領も防げるだろうし、欠陥弁護士が反社と組むことも抑止できると思うのだが、そのような気配はない。

そんな事から「カネに追われた」弁護士の不祥事は今年も増加することは間違いないはずである。弁護士からの「儲け話」には皆さんご注意くださいませ。