有印私文書偽造・行使等の罪で起訴された古澤眞尋弁護士(神奈川)が罪状の大部分を認めるとの報道 潔く罪状を認める事には感心しました。詭弁を繰り返し、自らの卑劣な行為を認めない弁護士らは見習うべきでしょう

弁護士ドットコムニュースは以下のリンクのとおり、古澤眞尋弁護士(神奈川)が有印私文書偽造等の罪で起訴された公判で、古澤弁護士が罪状のほとんどを認めたことを報道している。

【参考リンク】

パワハラ訴えられた弁護士、裁判を有利に進めるため偽造証拠を提出 初公判で認める 

 上記参考リンク記事を確認して頂ければ、通帳の取引履歴や別の弁護士の職印を偽造した書面を作成したり、PDFファイルの編集ソフト等で証拠を偽造し、自らが被告となっていた「パワハラ」についての損害賠償請求訴訟に提出していたとの事である。

 古澤弁護士は、神奈川県弁護士会において退会命令の懲戒処分を受けたが、被害者側と和解を行い、審査請求を行い日弁連において業務停止2年と処分の変更がなされた直後に逮捕されていたわけだ。

 古澤弁護士は、和解解決を行い罪状のほとんどを認めているわけだから、潔い部分もあると思う。もちろん認めざるを得ない状況に追い込まれた面もあるだろうが、元々は有能な弁護士であり、「意地」で証拠の偽造にまで手を染めたわけだが、弁護士としての良心の欠片は残っていたと思いたい。

【参考リンク】

裁判の証拠に虚偽内容のメールを提出した古澤眞尋弁護士(神奈川)に退会命令の処分 有能な弁護士であり業界の評価も高かった古澤弁護士の元勤務弁護士に対する「意地」は余りにも大きな代償となったようです

 弁護士職務基本規程においても以下の条文が存在し、裁判においては公正・適正手続きの実現に努め、虚偽証拠の提出や虚偽陳述の唆しは当たり前だが禁止されているわけだ。

(裁判の公正と適正手続)

第七十四条 弁護士は、裁判の公正及び適正手続の実現に努める。

(偽証のそそのかし)

第七十五条 弁護士は、偽証若しくは虚偽の陳述をそそのかし、又は虚偽と知りながらその証拠を提出してはならない。

 まともな弁護士はこんなことはするわけ無いが、中には平然とインチキ証拠を提出し、その事実を相手方に指摘されても、詭弁を弄し絶対に認めない卑劣な弁護士も存在するわけである。

 弁護士が道を誤るのは、「カネと異性」もしくは「思想」「思い込み」「意地」だろう。今回の古澤弁護士は後輩弁護士への「意地」であったのであろうが、「こうでなければならない」という思い込みや、「こうあるべきだ」という思想は、弁護士に必要な客観性を失わせる場合があることには注意したほうが良いだろう。

 関係者に聞き取りをする際に、自分のストーリーを押し付けた内容を押し付けたり、回答を誘導したりして「陳述書」の作成を依頼したりとか、自分たちの主観だけで聞き取り内容を取りまとめた「聴取報告書」などというどこまで立証能力があるか不明な書面を証拠提出する弁護士たちは、依頼者というよりは自分たちの考えるストーリーに沿った内容をある程度虚偽と知りながら証拠提出したと指摘されても仕方ないはずなのである。  過ちを認められないのは弁護士たちにも懲戒請求の申立がなされているそうだから、その行方にも注目していきたい。

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