井上庸一弁護士(仙台)に中々珍しい業務停止15日という懲戒処分 相手方弁護士を準備書面で誹謗中傷したという内容ですが、そういう弁護士はそれなりにいますよ!

 tbc東北放送は「相手方弁護士を“誹謗中傷” 仙台弁護士会の男性弁護士を業務停止“15日」として以下の記事を配信した。

民事訴訟の相手方の弁護士を誹謗中傷したとして、仙台弁護士会は22日までに、所属の男性弁護士を業務停止15日の懲戒処分としました。

業務停止の懲戒処分を受けたのは宮城県白石市の蔵王法律事務所の井上庸一弁護士です。

仙台弁護士会によりますと井上弁護士は2020年10月、民事訴訟の被告側弁護士として活動する中で、裁判所に提出する書類に、相手方の弁護士を誹謗中傷する内容を記載しました。

井上弁護士は過去にも、訴訟の相手方を侮辱する内容の文書を裁判所に提出したとして「戒告」の懲戒処分を受けていることなどから仙台弁護士会は事態を重くみて、業務停止15日の懲戒処分としました。処分は8月17日付です。

引用以上

 上記の引用記事のとおり過去にも井上弁護士は訴訟の相手方を侮辱する書面を提出し戒告処分を受けているわけだ。

【参考リンク】

井上庸一弁護士(仙台)懲戒処分要旨 2008年11月号

 上記のリンクに記載のある懲戒処分の要旨から井上弁護士が書面に記載した内容を引用する。

「その半生は奇行と犯罪に埋め尽くされてきた」「詐欺犯」「常軌を逸した虚言癖と極悪非道を地でいく暴虐に翻弄された」と記載し懲戒請求者に対し名誉毀損ないし屈辱に該当する行為を行った。

 なかなかドラマティックな表現であり、弁護士だけあって印象に残る文章をお書きになる印象を受けたが、小説であれば、なかなかの書き出してあるとは思うが、相手方を批判する意図で答弁書や準備書面でこんなことを書いてはいけないだろう。

 今回どんな、内容を井上弁護士が記載したのかは今回の報道では不明であるが、相手方弁護士を誹謗中傷する表現であったとの事なので、自由と正義に懲戒事由が掲載されるのを楽しみに待つことにする。

 最近は「闘う」ことを、標榜して集客を行う弁護士が多い事から、訴訟の内容と関係のない主張を行う弁護士が増加している事も事実である。相手方が如何に極悪人であるかとかを縷々主張する弁護士も存在し、訴訟の中で争っている内容ではない事を執拗に主張したり、相手方や相手方の代理人の人格攻撃的な陳述書の提出も増加しているわけだ。そのような主張は「闘う」事とは全く別なのであるが、依頼者に迎合する弁護士が多くなったという事の証左ではないかと筆者は考えている。

 そのほか、相手方・相手方代理人に「説教」のような主張を行う弁護士も存在するようだが、別に裁判で倫理観や人生観を説かれても「はぁ?」という感覚しかないと思うのであるが、偉そうに説教するのが好きな弁護士も昔からいるので、そんな弁護士の系統は脈々と受け継がれているのかなとも思う。

 むやみやたらに「闘う」姿勢を示すことは、依頼者の利益にもならないことは、マトモな弁護士なら理解していると思うのであるが、最近はそんなことを理解しない、もしくは理解できないふりをする弁護士が増えているというのが実感だ。だからこそ、人格批判を伴うような主張書面の提出が増加しているのであろう。

 ゼニカネにこだわるよりも紛争の解決は、人生に大きな利益をもたらす事を多くの人には知って欲しいと思うし「闘う」弁護士たちにもよく考えて欲しいと思う。

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