意識高い人たちのいう「人脈」というのは正当な手段のための人脈ではなく「口利き」をしてくれる「人脈」という事なんですよね。そういう人たちがいる限りは汚職事件はなくならないはずです

読売新聞は17日付で「五輪スポンサー契約で便宜か、組織委の高橋元理事を逮捕…スポーツビジネスの第一人者」として以下の記事を配信した。

東京五輪・パラリンピックで、大会スポンサーだった紳士服大手「AOKIホールディングス」(横浜市)側から計5100万円の賄賂を受け取ったとして、東京地検特捜部は17日、大会組織委員会の理事だった高橋治之容疑者(78)を受託収賄容疑で逮捕した。AOKI創業者で前会長の青木拡憲(ひろのり)容疑者(83)ら3人も贈賄容疑で逮捕。五輪を巡る資金提供疑惑は、公平性の求められる組織委元幹部が逮捕される事態に発展した。

 ほかに贈賄容疑で逮捕されたのは、AOKI前副会長で拡憲容疑者の弟・青木宝久(たかひさ)(76)、同社専務執行役員・上田雄久(かつひさ)(40)の両容疑者。

 高橋容疑者は東京五輪・パラ大会のスポンサー募集を担った大手広告会社「電通」(東京)元専務で、スポーツビジネスの第一人者として知られる。2011年6月に同社顧問を退任後、14年6月から今年6月まで組織委の理事を務めた。組織委理事は「みなし公務員」で、職務に関して金品を受領することを禁止されている。

 発表によると、高橋容疑者は17年1月以降、拡憲容疑者らから大会のスポンサーや公式ライセンス商品の契約締結などで有利な取り計らいを受けたいという依頼を受け、17年10月~今年3月、五十数回にわたり、AOKI側から、自身が代表取締役を務めるコンサルタント会社「コモンズ」(東京)の口座に現金計5100万円を振り込ませ、受け取った疑い。特捜部は、高橋容疑者が組織委側に働きかけるなど、AOKI側に便宜を図ったとみている。

 コモンズは17年9月、拡憲容疑者らAOKI創業一族の資産管理会社「アニヴェルセルHOLDINGS」(東京)とコンサル契約を締結。月100万円が振り込まれるようになった。

 AOKIは18年10月、大会スポンサー企業の一つである「オフィシャルサポーター」となり、五輪エンブレム入りのスーツなどの公式商品を一般販売し、計約3万着を売り上げた。特捜部はコンサル契約とAOKIがスポンサーになった時期が近接していることなどから、アニヴェルセルからコモンズへの入金が賄賂だと判断したとみられる。

 関係者によると、高橋容疑者は逮捕後、特捜部の取り調べに「資金提供は五輪とは関係のないコンサル料だ」と容疑を否認。拡憲容疑者も「高橋氏の理事としての職務に関して支払ったわけではなく、賄賂ではない」と否認しているという。

引用以上

 東京オリンピックは海外から「YAKUZA」オリンピックと揶揄されていたりしたわけであり、コロナウイルスの感染拡大が収束しない中、灼熱の中で行われたわけだ。

 まぁ莫大な協賛金を集め、「ボランティア」を募集し安価な労働力を確保して開催されたオリンピックなわけであり、極めて阿漕な「商売」でしかなかったというのが筆者の感想であるが、やはり「お友達」たちで便宜の図りあいをしていたというのが真相であろう。

 東京オリンピックは招致に関しても、贈賄疑惑がもたれておりフランスの司法当局が捜査をしている訳であり、まさしく「カネの亡者」が蝟集して、アスリートを使った「興行」を開いてお友達たちで銭儲けをしていたわけであり、すでにオリンピック精神など毫も存在しないようだ。

【参考リンク】

JOCが弁護費用2億円負担 五輪招致で疑惑の元会長に 朝日新聞デジタル

 わが国では亡くなった安倍晋三がずっと推し進め、亡くなるまで一貫してブレなかった「お友達主義」が蔓延している。意識高そうな連中がしきりと「人脈」など述べるのは「口利き」をしてくれる人と仲良くなれという事である。この考え方は、国会議員からチンピラまで全く同じであり「俺は、あの大臣とは昵懇だから陳情してみますよ」とか「あのパイセンに可愛がってもらっているから、ガツンとカマシてもらうよう、お願いしてみます」という構造なわけだ。要するに、人付き合いを利用して自分に利益をもたらすべきだ、そしてその見返りは払いますと考える者が多いという事だ。こんな精神風土では汚職事件がなくなるはずもなく、「アベトモ」みたいに権力者に媚びを売り、不正な手段で目的を実現し銭を追いかける連中が後を絶たないのも道理だと思う。

 筆者は何かというと「人脈」など述べる人間は全く信用しない。正当な手段ではなく「情実」で物事を成し遂げようとする人間だと判断しているからだ。しかしながら、多くの国民が政治家に求めるものも「口利き」であったりすることも事実である。そんな事では、我が国の没落は加速度を増すばかりだと考える。

 今回の事件は、斜陽産業となった紳士服業界が売り上げ回復の起爆剤を東京オリンピックに求め、高橋容疑者に良いようにしゃぶり尽くされたというような印象を受ける。そんな強欲なオッサンを大会組織委員会の理事にしていたのであるから、さらなるスキャンダルも飛び出してくる可能性もあるだろう。  政財界に顔が利くという高橋容疑者の弁護人に誰が就任するのかも注目したい。おそらく「ヤメ検」が就くと思われるが、特捜部とどのように対峙していくかも注目だろう。

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