続く地面師らの再逮捕 地面師らの「金主」まで捕まえなければこの手の犯罪の撲滅は困難でしょう

産経新聞は17日付で「地面師ら4人を再逮捕 不動産取引かたり7千万円詐取か 警視庁」として以下の記事を配信した。

土地所有者になりすまして不動産会社から現金7000万円を詐取したとして、警視庁捜査2課は17日、詐欺の疑いで、東京都新宿区歌舞伎町の不動産仲介業、秋田修容疑者(78)ら男4人を再逮捕した。4人は地主になりすまし不動産会社らから現金をだまし取る地面師グループとみられるという。捜査2課は認否を明らかにしていない。

逮捕容疑は平成29年4~5月、東京都中野区沼袋の土地(約360平方メートル)を所有する男性になりすまして、新宿区の不動産会社から現金7000万円をだまし取ったとしている。

4人は同じ沼袋の土地に関して、男性に無断で所有権移転登記をしようと、偽造した登記関係書類を提出し虚偽の登記申請をしようとしたなどとして、偽造有印私文書行使などの疑いで逮捕されていた。捜査2課は秋田容疑者が事件を主導したとみている。

引用以上

 地面師事件は、五反田海喜館事件の摘発以降、着々と進んでいるようだ。地面師グループの面子は大体同じであり、こいつらは確実に「業」として地面師を行っているのであろうと思われる。

 この手の地面師事件や不動産事件などには「金主」が存在し、「仕上がる」までの銭を出して犯罪の分け前を分配することが多い。「金主」は表に出るわけではないが、しっかりと犯罪収益を手にする連中なのである。

 このような金主で有名なのは「シャツ屋」とか秋葉のコスモなどだろう。こいつらには「道具屋」とか「偽造屋」のネットワークがあるので、プレイヤーの地面師たちも「金主」から資金調達だけでなく、そのネットワークを利用する必要性があるわけだ。

 この手の「金主」たちは所有権移転登記だけでなく、抵当権設定や仮登記においても偽造書類・印鑑を利用することも多いようである。債務者から、実印や登記確認情報・権利書を預託させて、印鑑証明も取得させてそれも徴して、委任状に当事者の筆跡を巧妙に記載する「代筆屋」まで用意して、そのような事に及ぶようである。

 このような虚偽登記に基づき、競売申立に及ぶこともあるようで、この手の「金主」の存在は「社会悪」と言えるだろう。

 地面師たちは「仕入れ」なしで、不動産を売却するわけであるから、莫大な利益を得るわけであり、だからこそ「業」として反復継続して、犯罪行為を行っている訳である。その犯罪収益を地面師と共に得る「金主」とその背後の「道具屋」「偽造屋」のネットワークまで根絶やしにしなければ、この手の犯罪は撲滅できない事は間違いないだろう。  犯罪行為に積極的に加担する「金主」(中には貸金業登録をしている者もいるようだ)たちを野放しにしないよう捜査機関には今後の捜査においては、徹底的にカネの流れを追って欲しいと思う。

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