書類を偽造するよりも仕事をしたほうが楽なような気がするのですが、なんで裁判所書類の偽造なんかするんですかね?香川広志弁護士(愛知)を文書偽造の罪で書類送検との報道

東海テレビは5日付で『「手続きが進んでいるよう装うため」弁護士が民事訴訟に関する書類偽造か 有印公文書偽造等の疑いで書類送検』として以下の記事を配信した。

民事訴訟に関する裁判所の書類を偽造したなどとして、愛知県岡崎市の法律事務所に勤めていた弁護士の男性が書類送検されました。

 4日付けで書類送検されたのは、白濱法律事務所の岡崎事務所に勤めていた香川広志弁護士です。

 捜査関係者によりますと、香川弁護士は去年9月、民事訴訟などの当事者に期日を知らせる書類が送られたことを示す文書を偽造した有印公文書偽造などの疑いが持たれています。

 調べに対し、香川弁護士は容疑を認めたうえで、「依頼者に対し、手続きが進んでいるように装うためだった」という趣旨の話をしているということです。

 香川弁護士はことし1月に法律事務所を解雇されていて、事務所側は依頼者らに損害を弁済して示談しています。

引用以上

 報道では、民事訴訟などの当事者に期日を知らせる書類を偽造したとの事であるが、原告代理人として期日を知らされる書類送付されることは無いわけであり、被告へ「呼び出し状」を謄写した態にして、書類を偽造したのではないかと思われる。一般的には訴状を提出したのであれば「受付票」「照会書」の交付を受け、期日については裁判所の期日指定後に弁護士が期日請書を裁判所に提出することになるわけであり、依頼者には受付票の写しを交付して「訴状を出してきましたよ、期日はこれから決まります」と報告するのが通常だからだ。

 どんな書類をどのように偽造したのは不明であるが、そんな偽造作業を行うぐらいであれば、訴状を提出したほうが余程楽なのではないかと思われる。香川弁護士は手続きが進んでいることを装うためと述べているようだが、そんな事をしても結局はバレることは自分自身でも分かっていたのであろうから(事件番号とか、どうするつもりだったんですかね?)素直に「もう少し時間をください」とか「手が回らないので、他の弁護士に依頼して下さい」という対処をしていれば、こんな事態には陥らなったはずである。

 この事件当時香川弁護士は、弁護士法人白濱法律事務訴所の勤務弁護士であると報じられており、登記を確認すると同弁護士法人の社員として設立と共に登記がなされており、今年1月11日に脱退している事が確認できた。この問題については、香川弁護士の個人受任であったのか法人としての受任であったのかも気になるところだ。文書の偽造を手掛けたのは間違いなく香川弁護士であろうが、香川弁護士の同僚や先輩の弁護士たちは香川弁護士の行動に気付かなかったのかも気になるところだ。弁護士法人としては被害者らに被害弁済を行い示談しているという事なので、法人としての責任は取ったという事だろうと思われる。

 香川弁護士は、ここ5年間の間に約20件の民事や家事事件を提訴せずに放置しているとの報道もあり、愛知県弁護士会は香川弁護士の処分も検討しているという事であれば、弁護士法人への処分も同様に検討するはずになると思われる。  香川弁護士は被疑容疑を認めているとの事だから、今後の調べもスムーズに進行すると思われる。処理が手いっぱいになり、書類を偽造してまで体面を保ちたくなる気持と、書類を偽造することを決断したとの心情や、偽造についての「慣れ」の感情などを、率直に今後の不祥事防止のために愛知県弁護士会に伝えて、弁護士倫理の研修などに役立つべく最期の置き土産にして欲しいと思う。香川弁護士のように書類の「偽造」を行う事で急場をしのぐことを考える弁護士たちにそんな事をすればこんな顛末になるよという事をしっかりと伝えることは、不祥事防止のために役立つと思うからである。

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