くまもと県民テレビは2月28日付で『「競馬に使った…」弁護士が約8200万円を流用か【熊本】』として以下の記事を配信した。
熊本県弁護士会は28日、会員の平田秀規弁護士(49)が成年後見人制度などを悪用し、約8200万円を私的に流用した可能性があると公表した。
■県弁護士会 原彰宏会長
「国民の信頼が損なわれる恐れが明白で、かつ緊急の必要性があると判断いたしたので本日公表いたします」
8000万円を超える私的流用があるされているのは、平田秀規弁護士(49)。
県弁護士会によると、平田弁護士は熊本家庭裁判所から判断能力に欠けている障害者や高齢者に代わって財産管理などを支援する成年後見人に選ばれていた。しかし、その立場を悪用し、おととし10月から県内2人の口座から複数回にわたり、あわせて2930万円を引き出したという。
さらに平田弁護士は、死亡した人の遺産管理などをする相続財産管理人も担っていて、その後の調査で口座から5300万円が不明になっていることも新たに分かった。
平田弁護士は「主に競馬に使った」と話し、不正に金を引き出したことを認めていて、他にも私的流用をしたことを示唆しているという。
県弁護士会は刑事告発も検討するとしている。
引用以上
相も変らない、成年後見人・相続財産管理人の不正である。それにしても約8200万円もの人様のカネを競馬で「勝負」した平田弁護士の度胸には恐れ入る次第だ。
被後見人の口座からカネを引き出しているわけだから、ネット投票を行うために自分の口座に入金でもしていれば横領の事実は明白であろうし、現金で馬券を購入しに八代とかのウインズに通っていたら相当目立っていた事から必ず足がつくことは理解できていたはずだが「分かっちゃいるけどやめられない」という心境だったのであろう。
この8200万円以外にも、人様のカネを指摘に流用(まぁ博打でしょうが)したとほのめかしているわけだから、懲戒処分の事前公表よりも、平田弁護士に自首をさせるのが熊本県弁護士会のお仕事ではないかと筆者は考えるのである。
以前は修習同期の弁護士と共同事務所を昨年春ごろまでは平田弁護士は運営していたようだ。その後どんな理由で独立したのかは不明であるが、同期の先生は平田弁護士の面倒を見きれないとかんがえて「追放」した可能性もあるのではないかと推測している。 競馬で億近いカネを勝負した度胸のある平田弁護士には全ての事情を懺悔して自首するべきであろう。熊本県弁護士会の調査などよりも、一刻早く罪を償う事が必要ではないかと思われるからだ。