何度も繰り返しお知らせしてきた所在不明・連絡不能であった藤田和史弁護士(第一東京)が業務停止2月の懲戒処分を受けたことは先般速報したとおりであるが、弁護士自治を考える会が懲戒についての内容を報じている。
【参考リンク】
藤田和史弁護士(第一東京)を業務停止2か月・意思確認など不十分で!読売1月25日 行方不明だった弁護士に連絡がついたのか
上記報道にあるとおり、藤田弁護士は一弁の調査に応じていないわけである。それもそのはずで登録上の事務所の電話は不通であり、書面を送達しても転送をされていなければ届かないわけであり、呼び出しすることすらも不可能だと思われるからだ。
そんな事態になった際には、会の役職者などが携帯電話に連絡を入れたり「家庭訪問」を行う事もあるようだが、一弁がどこまで藤田弁護士について「指導・監督」をしたかは不明であるが、兎にも角にも藤田弁護士は調査に応じなかったわけであり、もう弁護士業務を行う意思は無いのではないかと思われるのである。
そんな藤田弁護士の懲戒事由は、まともに話も聞かずに訴訟を提起し、その後の報告も行わなかったというものであり、既に弁護士としての良心は鈍麻しており、目先のカネだけを追いかけていると思われるのである。
一弁は、そんな藤田弁護士に対してわずか「2月」の懲戒処分で済ませてしまったわけだが、調査に応じない弁護士は言うなれば「確信犯」であるわけだから、即刻「退会」「除名」で良いのではないかと考える。
藤田弁護士はまだ43歳である。その気になればいくらでもやり直しはきくと思うのであるが、筆者に寄せられた情報では、徹夜で麻雀を打って法廷に来ることもあったようであり、遅刻の常習犯であったようだ。インチキ仮想通貨や太陽光発電のIDの売買などにも深く関与していく中で、新橋の犯罪常習者の「舎弟」と呼ばれるようになった挙句に、テキシアジャパンの民事上の代理人などを務めるようになり、インチキ仮想通貨WFCコインの販売の説明会まで参加するようになってしまったのである。京都大学を卒業し弁護士となった優秀な頭脳を持つ藤田弁護士の転落の経緯がどのような事が原因であるかはわからないが、今後の不祥事対策のためにも一弁の役員方は藤田弁護士を探し出して、じっくりと話を聞いてやるべきであろう。
ところで、既に藤田弁護士が送達先事務所に不在ながらも、民事訴訟の委任を受けていた案件は「事件屋ネットワーク」により、欠陥弁護士に引き継ぎがなされているとの情報も寄せられている。まぁそんなもんであろうが、欠陥弁護士らには業務停止など日常の中の一コマでしかなく、欠陥弁護士らの「互助」ネットワークが存在することが良くわかるエピソードではないかと思っている。