司法のIT化は手続きの迅速化、各資料の保管という面でも必要なはずです しかしながら、IT化というのは、簡単ではないことをNAVIUSが教えてくれています

検察事務官と、裁判所事務官の「書類整理」の懈怠のニュースが連続した。ついては以下の参考リンクをご参照頂きたい。

【参考リンク】

盛岡地裁50代男性事務官 書類処理怠り戒告処分に/岩手

「整理が苦手」な女性検察事務官、捜査書類など659点ため込み放置…減給処分

 まぁ裁判所事務官も、検察事務官も膨大な量の書類を取り扱うわけであり、ファイリングは大変なお仕事である。ましてや基本的に紙ベースの仕事であり、郵便やFAXで送られてくる書類の整理は本当に大変だろうと思われる。そんな書類整理の苦労は弁護士も十分に理解していると思われるので、裁判手続きや提出書類のIT化は弁護士・裁判所・検察共に基本的には歓迎であろうと思われるのである。

 しかしながら、一般企業でもそうであるが、あまり使い勝手の良くない業務処理についてのシステムを導入してしまうと、かえって効率化が妨げられる場合もあることは結構な人たちが体験しているのではないだろうか。

 裁判所においてもNAVIUSというシステムが「使い勝手が悪い」ばかりではなく、システム障害なども発生していたようである。

【参考リンク】

高裁にIT検討態勢、書記官養成研修に一人1台パソコン整備、NAVIUSで謝意表明

 IT化は資料の共有や手続きの簡素化には有効ではあるが、ハッキングとか情報流出の危険があるわけである。裁判所から検察庁であれば、IT化についての教育なども組織的にできると思われるが、弁護士だとそれぞれのIT習熟度が全く異なるので裁判手続きのIT化を行えば「落ちこぼれ」も出てくるはずなのである。いまだに電子内容証明すら使えないどころか、日本法令の内容証明郵便の原稿用紙を使って送っている弁護士もまだ存在するわけで、10年ぐらい前までは「ワープロ」を使っていた弁護士もそれなりに存在したわけである。連絡書面や準備書面が独特の「ドット感」溢れる書体で送られてくることも、結構あったという事だ。  裁判所においては、クソシステムなどを導入して、業務の遅延など起きないように、抜本的なシステムの改善を図るべきであろうし、日弁連・各単位弁護士会においてはIT化にこそ「チューター制度」を導入し、デジタル音痴の弁護士たちにIT化の福音を授けるべきであろう思われる。役にも立たない親睦会のような委員会などを廃止して、そういう事にこそ、予算を使うべきなのである。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中