岩本陽二が逮捕されていたことは以前にお知らせしたとおりだが、再逮捕されたうえで現在はパイとなりシャバに戻ってきているそうだ。何でも二件目の逮捕容疑の被害者は不動産詐欺師の沼野ということなので、結局は犯罪収益が循環しているだけのようであり、検事も詐欺師を被害者として起訴することをためらったのかも知れない。
菊田は現在も勾留中であり、菊田の周辺者らが参考人として聴取を受けているとの情報も寄せられているが、菊田も起訴されるかどうかは今週末には判明するだろう。
岩本陽二はCTNだけではなく、様々なヨタ話に関与しているようであり、株主優待券ビジネスではカネは集まらないと考えて、様々なネタを各所に振ってカネ集めや引っ張ることを行っていたようだ。
CTNは、「投資」ではなく「借用」名目でカネ集めを行っており、このような手法は詐欺による摘発を免れるための方策であるとの指摘もある。弁済の意志を示し細々と弁済を続ければ「詐取」の意志はないと主張できると思っているようである。しかしながら、200億程度を集めても、そんなに株主優待券の売買市場は大きくない訳であり、そんな中で月利20%などの配当などできるわけ無いことは間違いないことから、起訴されるかどうかは別にして「詐欺」であることは間違いないわけである。
岩本がどのような理由で、CTNに入ってきたのかは不明であるが、実質的にCTNが破綻し配当を停止して以降は岩本が様々な話に首を突っ込んできて、菊田と同じ程度の存在感があったようである。様々な勢力からの「キリトリ」にも岩本が対処していたことも多かったようであり、返済のために様々なヨタ話でカネ集めを行い自転車操業を行っていたと思われる。
菊田の逮捕で名実ともに崩壊したCTNは今後活動することは無いだろう。代理人として各債権者らに受任通知を送った相場中行弁護士は、すでにCTNの代理人を自認しているのであろうか?菊田からいくらもらったか知らないが、甲府の詐欺師が暗躍しCTNの預金等を奪った件についての訴訟は相場弁護士がCTN側の代理人であったようなので、同社の法的な幕引きも行って頂きたいと思う。