相次ぐ二弁所属の弁護士の長期の業務停止の懲戒処分 独自の気風が業務放置や非弁提携に寛容なように誤解される可能性があることを理解すべきでしょう でも元役員などには甘いんですよね

第二東京弁護士会では、13日付で半田基弁護士を業務停止6月に、15日付で田中繁男弁護士を業務停止1年3月の懲戒処分に処したようだ。以下に、読売新聞都内版で報道された2件の記事を引用する。

 弁護士を業務停止処分 受任した依頼放置

 第二東京弁護士会は13日、同会所属の半田基(もとき)弁護士(52)を8日付で業務停止6か月の懲戒処分にしたことを明らかにした。 同会によると半田弁護士は2015年12月〜17年12月、受任した複数の民事事件を放置したり、依頼者に資料の返還を求められても応じなかったりしたとしている。

 半田弁護士は同会の調査に「業務は行っていた」などと主張しているが、同会では、半田弁護士が過去にも業務の放置で懲戒処分を繰り返し受けていることから、悪質性が高いと判断したという。

 弁護士を業務停止 控訴期限誤りなど

 第二東京弁護士会は15日、同会所属の田中繫男弁護士(87)を業務停止1年3か月の懲戒処分にした。発表では、田中弁護士は2014年頃、弁護士資格を持たずに法律事務を取り扱って報酬を得る「非弁行為」をしている疑いのある人物から依頼者の紹介を受けたほか、依頼者の控訴期限を誤り、依頼者の意に反して判決を確定させたとしている。

                                                                                                     引用以上

 半田弁護士は上記の引用記事の記載のとおり、複数回の懲戒処分を受けている弁護士である。今回で5回目の懲戒処分という事で業務停止6月という処分を下したわけであるが、過去の懲戒処分の内容が、弁護士にあるまじき行為である事ばかりなので、退会命令で良かったような気がする。

 田中弁護士は、非弁業界では名の売れた弁護士であり、その原因は今回の懲戒事由である「非弁行為」をしている疑いのある人物と表記されている「伊藤洋」という有名な非弁屋との結託にある。伊藤は、弁護士クラッシャーと呼んだ方が適切であり、絡む弁護士のほとんどが退会や除名、長期の業務停止を受けることになっているのである。伊藤が絡んだ弁護士は新橋の非弁事務所の伊藤・鎌田(すでにお亡くなりになっています)、中田康一に渡辺征二郎、横浜の林敏夫らであり、一番縁が深かったのが田中弁護士のようである。

 上記の報道では詳細な内容は不明であるが、反復継続をして依頼者の紹介を受けていたからこそ、長期の業務停止処分になったと思われる。また控訴期限を誤ったのは高齢ゆえの能力の低下という面もあるだろうから、田中弁護士は今後はバッジを外してのんびりと隠居するべきではないかと思われる。

 それにしても第二東京弁護士会は懲戒処分においても「独自の気風」を貫いている事に感心する。上述したとおり、半田弁護士は5回目の懲戒処分であっても、半年の長期休暇でおしまいであり、田中弁護士は到底職務を行う能力は残っていないと思われるにも関わらず、1年3月という中途半端な処分でお茶を濁しているのである。田中弁護士が業務に復帰した際には88歳となっているわけであり、その際に弁護士業務を一人で行えるとは考えられない事は第二東京弁護士会も理解しているはずであろう。

 二弁の特徴は元役員などへの処分は甘いことである。無権代理で内容証明などを発送した同会の元お偉いさんには、何らの懲戒処分も行わなかったわけであり、何らかの「忖度」すらも感じられる内容であった。

 二弁に限らず懲戒処分の衡平性については今後も日弁連・各単位弁護士会で議論を行うべきであろうし、懲戒処分の審議を「同僚裁判」で行うのではなく、第三者機関に委ね各単位会ごとで判断や処分が異なる事の無いようにして、透明性・衡平性を高めるべきであろうと考える。

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