2800万円をカッパライした黒川勉弁護士(大阪)に懲役4年の実刑判決 「預り金」の制度を放置する限り、同様の犯罪は繰り返されると思われます。

弁護士自治を考える会は26日付で、黒川勉弁護士(大阪)に懲役4年の実刑判決が下された事について公表している。

【参考リンク】

遺産着服の黒川勉弁護士(大阪)に懲役4年の実刑 8月25日 大阪地裁

 遺言執行者でありながら、財産目録もきちんと作成せず適切な金銭管理も行わないで2800万円を継続的にカッパライしたのであるから、実刑判決は当然であろう。

 黒川弁護士が控訴をするのかは今の時点では分からないが、控訴その後の上告を行い判決が確定するまでの間については、黒川弁護士は弁護士業務を行えるわけである。大阪弁護士会は黒川弁護士が起訴された際には会長談話を公表したが、今回の判決を受けての会長談話は今の時点では公表されていないようであるが、これ以上の被害防止のためにも黒川弁護士の有罪判決を受けた会長声明と共に、黒川弁護士に委任する事のリスクについての注意喚起を行うべきであろう。

 この黒川弁護士のカッパライ事件においては、黒川弁護士は相続財産の現金を預り金口座にも保管せず、自らの事務所の金庫に保管し恣に必要な時にカッパライをしていたようである。預り金口座には入れていないにしても現実的には弁護士による「預り」であり、その結果がこのような深刻な横領被害になったわけであり、何度も何度も繰り返すように弁護士個人の裁量でいつでも引き出し可能な「預り金」の制度の見直しは必須であると思われる。

 一時的に保証供託の金銭などを預かる場合には「預り金」の利用も良いとは思われるが、相手方からの支払いや保険金の受領などについて「カルパ」で行う事を原則にしていくことは必須ではないだろうか。ほとんどの弁護士は人様のカネに手を付けることはないだろうが、そうでない弁護士も存在し安易に人様のカネをカッパライする者らが存在することは、多くの懲戒事例からも多くの弁護士は認識しているはずであり、一部の欠陥弁護士の所業が弁護士に対する悪いイメージの醸成につながる事を意識して、「カルパ」制度の導入に声をあげていくべきであろう。弁護士という職業の信用を守るために心ある弁護士には「カルパ」制度の導入に積極的に動いて欲しいと思う。

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