鈴木謙弁護士(第一東京)の懲戒処分の要旨 4100万のカッパライで業務停止1年10月です。いくらカネを返したといっても甘すぎる処分じゃないですか?

自由と正義8月号は鈴木謙弁護士(第一東京)の懲戒処分の要旨を以下のとおり公表している。

1 処分を受けた弁護士 鈴木謙             登録番号 25405

  事務所 どうも個人宅のようで「~方」になっているので割愛

2 処分の内容 業務停止1年10月

3 処分の理由の要旨

(1)被懲戒者は、2009年9月8日にAの保佐人に選任され、Aの財産管理に関する代理権を付与されて財産管理を行っていたところ、2018年9月25日にから2019年5月27日までの23回にわたり、合計1950万円をAの資金を保管していた預金口座から引き出し、自己の用途に費消するため着服した。

(2)被懲戒者は、2014年5月8日にBの成年後見人にされ、Bの成年後見人に選任され、Bの財産管理に関する代理権を付与されて財産管理を行ってところ、2018年7月9日にから2019年10月24日まで18回にわたり、合計2150万円をBの資金を補完していた預金口座から引き出し、自己の用途に費消するために着服した。

(3)被懲戒者の上記各行為は、いずれも預り金等の取り扱いに関する規定第2条並びに弁護士職務基本規程第5条及び第6条に違反し、弁護士法第56条第1項に定める弁護士としての品位を失うべき非行に該当する。

被懲戒者が上記各行為に係る横領金全額を返済したこと等から業務停止1年10月を選択する。

4 処分の効力を生じた年月日 2021年3月24日

引用以上

 毎度おなじみの成年後見人などによるカッパライ事案であり、鈴木弁護士は常習的にカッパライを行い、最終的に合計4100万円もの使い込みをしたという事だ。カッパライした金は事務所経費や生活費に充てたと鈴木弁護士が述べていたとの報道もあったが、それにしては高額ではないかとも考える。

 カッパライした金銭を全額弁済した事は、ある意味当然ではあるが被害者にとっては良かった事であるとは思う。しかしながら、保佐人・成年後見人という立場にありながら自分の都合だけで4100万円ものカネを常習的にカッパライしていたわけであるから、退会命令に処すべきであったと筆者は考える。

 今後は鈴木弁護士が成年後見人等に選任されることは無いだろうが、ここまで常習的にカッパライを行っていた弁護士にもう一度業務を行わせることに第一東京弁護士会は何らの危惧も抱かなかったのか気になるところだ。

 毎度毎度同じことを述べるが本気で預り金などのカッパライを防ぎたいのであれば「カルパ制度」の導入は必須であることぐらい、日弁連・各単位弁護士会も理解しているはずなのであるから、本気で議論を開始すべきなのであるが、そんな気が無いから「預り金」という極めて危険な習慣を放置しているのであろう。本当に弁護士自治は弁護士の弁護士による弁護士のための弁護士自治であることを痛感する。

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