文春オンライン「セクハラ撲滅よりも保身を優先した不当訴訟」記事について

文春オンラインは17日付で『はあちゅう氏の“セクハラ告発トラブル訴訟” 被告男性は「セクハラ撲滅よりも保身を優先した不当訴訟」《総務省も注視》』として、以下のリンクの記事を配信した。

【参考リンク】

はあちゅう氏の“セクハラ告発トラブル訴訟” 被告男性は「セクハラ撲滅よりも保身を優先した不当訴訟」《総務省も注視》 文春オンライン

 記事を読んだ印象で言えば、被告側の投稿は「はあちゅう」という人物を指し占めているようには全く思えない。よくこんな投稿で名誉棄損が成立するなどと主張できるなと誰でも思うのではないだろうか。

 原告代理人は「日本一稼ぐ」と自称する福永活也弁護士(東京)であり、記事中にあるとおり、立花孝志の代理人なども務めており、記事中にある総務省の「第5回発信者情報開示の在り方に関する研究会」においてなされた以下の提言は福永弁護士の以前の情報発信の内容を危惧した人からなされたものであると思われる。

「誹謗中傷対策をうたう弁護士の方の中で、有名人やタレントに対して手数料なしで 発信者への通知を引き受けると喧伝したりとか、あるいはアンチの顔を友人限定で回覧しているとつぶやく弁護士がいたりとかして話題になっておりまして、今後、制度の濫用的 な事案が増えていかないかという懸念があります」

 実際に福永弁護士が「アンチの顔」を回覧したのかは分からないが、不適切な表現であることは間違いないだろうし、冗談としても弁護士が述べるような内容ではないだろう。

 インフルエンサーという商売がどのようなものか筆者は正確に分かるわけではないが、いわゆる「ステマ」と「炎上商法」がその手の人たちの手法の一つであり、自分たちに対する「異論」などについては都合が悪いので全て「誹謗中傷」として切り取って、まっとうな批判に対しても「誹謗」と決めつけて、異論を排除しようとしている連中が多い事は間違いないと考えている。そのあたりの考えは以前にも筆者は述べている。

【参考リンク】

SNSの誹謗中傷の防止の啓発には異論はありませんが、自己顕示に取り憑かれた私生活を切り売りするような連中や極論を述べて批判を煽る炎上商法も中止するような啓発にも取り組んで頂きたいですね。

 今回の記事で取り上げてられている訴訟は、記事を読む限りは「不当」であり、自らへの批判を封殺することが目的であり「片っ端から」訴訟をするという予告と受け取る事も当然であろう。原告本人はともかくとしても法律の専門家である弁護士がこの手の訴訟を安易に提起する事は大問題ではないだろうか。原告の正当な利益の実現というよりは、いわゆる「スラップ」訴訟であり正当な言論による批難を委縮させることが目的であるとしか思えないからだ。

 「死ね」とか危害を加えることを予告するような投稿や、事実無根の中傷などについては許されるはずもなく、何らかの法的措置による解決は必要であることは間違いないが、自分への批判をすべて「誹謗中傷」と主張する人からの相談・受任には弁護士は慎重であるべきではないかと考えるし、法律の専門家としての見識を疑われるような主張を行う事は恥ずかしいことだと認識して欲しい。またマスコミもネタが無いからといって、つまらない私生活の切り売りをするインフルエンサーの戯言などを取り上げるのは今後は控えるべきであろう。報道する価値・公益性は限りなくゼロに近いわけであるし、そんな連中の怪しげな商売に利用だけであることになることを自覚するべきだと思われる。

 この訴訟の行方にも総務省と共に注目していきたい。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中