公開された「赤木ファイル」 理不尽な公文書の改竄を命じられて人は命を絶ち、佐川宣寿元国税庁長官は刑事罰も受けていません 安倍政権の「お友達主義」がいかに法治を乱したのかを検証すべきでしょう。

 朝日新聞デジタルは23日付で「「裁判を起こした目的は三つ」 赤木雅子さんが意見陳述」として以下の記事を配信した。

森友学園への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざんに関与させられ、自死した近畿財務局職員・赤木俊夫さん(当時54)の妻・雅子さん(50)が23日、俊夫さんが改ざんの経緯をつづった「赤木ファイル」が開示されたことを受けて、大阪地裁で意見陳述した。内容は下記の通り。

 私がこの裁判を起こした目的は三つあります。一つ目が、なぜ夫が自殺に追い込まれなければならなかったのか、その原因と経緯を明らかにすること、二つ目が、上司の軽率な指示や判断で追い詰められて自殺する職員が二度と出ないようにすること、三つ目が夫の遺志に基づき、誰の指示に基づいてどのような改ざんが行われたのか国民の皆さんに説明することです。

 夫が作成した赤木ファイルは、三つの目的のためにとても大切だと考えていましたので、この裁判の最初から提出を求めてきました。そして、1年3カ月経って、やっと昨日、赤木ファイルを手にしました。

 赤木ファイルを見て、手書きの文字が夫の字だとすぐに分かりました。夫が苦しい立場に追い込まれながら、赤木ファイルを作ってメモを残してくれたのだと思うと、涙が出そうになりました。

 赤木ファイルには、私の知らない事実がたくさん記載されていました。夫が具体的な説明もなしに、反対をしても一方的に改ざんを指示されて苦しんでいたことが分かりました。また、佐川さんから国会答弁を踏まえた修正を行うように指示があったという記載もありました。

 しかし、赤木ファイルを見ても、佐川さんの指示がどのように夫まで伝わったのか、その具体的な経緯は明らかになっていません。そのような状態だと、夫のように上司の軽率な指示や判断で自殺に追い込まれる職員がまた出てくると思います。夫も、もし生きていたら、なぜこんな改ざんが行われてしまったのか、赤木ファイルに書けなかったことも含めてちゃんと説明したかったと思います。

 ある教会の牧師さんから、こんな言葉が聖書にあると教わりました。「なすべき正しいことを知っていながら行わないなら、それはその人の罪です」という言葉です。なるほどと思いました。

 国が「なすべき正しいこと」とは、この裁判の中で、赤木ファイルで明らかになった事実や経緯をさらに詳しく具体的にするために、理財局内部のメールなどを誠実に提出して、夫の代わりに国民の皆さんに何があったのかを全てを明らかにすることだと思います。そして、そのためにも、国は、赤木ファイルで明らかになった事実や経緯をもとに、第三者による再調査を実施するべきだと思います。

 また、この改ざんに関わった財務省の皆さん。夫が肌身離さず持ち歩いていた「国家公務員倫理カード」をもう一度お読みください。このように書いてあります。

「国民の疑惑や不信を招くような行為をしていませんか?」

 皆さんが、改ざんの具体的経緯を明らかにしないことは、「国民の疑惑や不信を招くような行為」です。皆さんが「国民の疑惑や不信を招く行為」をこれ以上続けないことを、私は心から願っていますし、夫はきっと私よりも強く願っていると思います。

引用以上

 国側は赤木ファイルについて存在するかどうかも「明らかにできない」としてきたわけであるが、その理由は全く述べられていない。実際に、このファイルは存在していたわけであり、赤木夫人が訴訟を提起しなければ闇の中に葬られていた可能性もあったと思われるわけだ。

 そもそも公文書の改竄という事が現代社会で行われること自体が驚きであり、その理由が佐川の国会答弁との整合性ということであり、しいて言えば森友学園問題についての安倍昭恵や安倍元首相の関与を隠蔽する意図にあったことからすれば、安倍政権が「お友達主義」を徹底し、お友達の刑事事件のコントロールするために検察庁の人事を壟断したわけだ。現在は自民党の重鎮として偉そうなことを述べている甘利昭の受託収賄容疑は不起訴とされ、この森友事件でも公文書を改竄した連中も不起訴となったわけである。

 官邸の「狗」と呼ばれた黒川元東京高検検事長は「自爆」としか思えない賭けマージャン問題で、安部・菅がごり押しした検事総長就任への道を断たれたわけだが、官邸による検察支配は「厳正中立」「不偏不党」という検察の理念を歪めるものでしかない事は間違いないだろう。

 引用記事中にあるとおり、国家公務員倫理カードの内容を誠実に遵守した赤木氏が自死を選ばざるを得ないような状況に追い込まれ、安倍夫妻に佐川は何らの処罰もなされず、のうのうと生きているのである。こんな事は許されていいのであろうか?安倍夫妻や佐川には良心の呵責などが存在しないのか聞いてみたいところである。

 国は安倍政権の「お友達主義」がいかに法治を乱したかを、積極的に検証を行い、財務省は赤木ファイルの内容について早急に再調査を行うべきであろう。

 真面目に職務を果たす公務員が割を食う社会は明らかにおかしく、権力に擦り寄る者は実質的に刑事責任も免責される状況は「腐敗」としか言いようがないだろう。赤木夫人の悲痛な叫びを安倍・アベトモに佐川はしっかりと受け止めるべきなのである。

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