養育費は「子の権利」であることを、民法に明記の動き 母子世帯の7割もが養育費の支払いを受けていない問題を解決できるのは民間業者ではなく法改正だけのはずです

朝日新聞デジタルは「養育費請求は「子の権利」 民法明記を法制審検討へ」として以下の記事を配信した。

離婚した父母間で不払いが後を絶たない養育費の請求権を子の権利として民法に明記する法改正が、法制審議会(法相の諮問機関)で検討されることになった。学者や法務省、裁判所が参加する「家族法研究会」(座長=大村敦志・学習院大学法科大学院教授)がまとめた報告書を踏まえ、3月中にも議論が始まる。支払いに関する事前の取り決めを親に義務づけ、取り決めがなくても法定額の請求を可能にする仕組みの導入も論点となる。

 離婚すると母親が子を引き取るケースが圧倒的に多いなか、厚生労働省の調査によれば、母子世帯の7割以上が養育費を受け取っておらず、子の貧困は深刻な状況にある。支払いについて取り決めをしているのが4割超にとどまることが一因に指摘される。

 養育費の請求権は、離婚後に子を監護する親がもう一方の親に対し、必要な費用の分担を求める権利とされる。ただ、現行の民法に明文規定はなく、報告書ではこれを、扶養義務に基づく扶養料を親に請求できるとされる子の権利を代わりに行使するものと位置づけ、民法に明示する規定を新設するといい、子自身の権利であることを明確にする。

引用以上

 養育費の未払い問題は社会問題であることは事実であるが、ピンハネ業者やこの問題の実情を見誤った弁護士らの養育費「キリトリ」事業では何の問題解決にもならないことは確かだ。記引用記事の見出しのとおり養育費は「子の権利」であると考え、扶養義務を果たさない者から法的手続きを経ずに強制的に徴収できるよう法改正を行うべきなのである。

 養育費の支払いが不可能な経済状態の者に対してはどのような措置を執れるかも同時に検討を行う必要があると思われるし、あくまで養育問題とは別の問題ではあるが共同親権の問題も検討する必要があるだろう。

 基本的には子供は勝手に生まれてくるものでは無いので、離婚しようと子供の養育についての責任はあるわけであり、離婚後の再婚の際の養育費についての取り決めなども行っておく必要があるだろう。

 筆者は共同親権になれば、子供との面会交流が大幅に増えるという見通しには極めて懐疑的である。養育費を支払うのだから、子供と会わせろという考え方も基本的に養育費の支払いは当然なのであるから、「交換条件」にはすべきではないと考えている。

 離婚問題は、それぞれの事情があり、離婚後も積極的に両親それぞれにが子供の成長に応じて養育・教育を行うという保証などまるで無いわけであり、何よりある程度の年齢からは子供自身の意志の尊重がなされる必要があると考える。

 一部の共同親権を主張する人たちは行動態様がそのまま「モラ夫(モラ妻)」としか思えない者も多く、論理破綻の低能としか考えられない者も相当多いようだ。「オレの女」「アタシの男」と相手を束縛するタイプだった連中たちは、パートナーを「所有物」や「ATM」としか見てないとしか思われず、到底協力して子供を養育など出来ない連中が「共同親権」を曲解して訳の分からない主張をしている者もの多いことも事実であろう。自分の行動を顧みずに、(自分を客観視できない人が多い印象です)デタラメな主張をしている人が多い印象だ。親に会いたい子供の意志が尊重されることが重要であり、それ以外の思惑については何らの考慮も必要ないし、共同親権が子に与える負担も検討してこそ、共同親権について論議しなければ不幸な子供が増えるだけだろうと思われる。

自ら養育費の支払いのみならず、子供の養育の負担を行う事を理解している人で、自分や元パートナーの今後の人生で、それぞれ新たなパートナーが出来たとしても自分たちの子供を共同で養育をするべきだと考える人たちこそが共同親権の声を上げるに相応しい人ではないだろうか?

 いずれにしても、養育費を「子の権利」と明記することは、国が養育費問題に取り組むということであり、非弁行為と疑いを持たれるような養育費の保証業者や、質の悪い「キリトリ」専門の弁護士らの「ピンハネ」は駆逐されるはずであるから、良い事ではないかと筆者は考える。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中