品位の無い弁護士広告の排除を 非弁提携弁護士はウェブサイトを見れば何となくわかります 

品位の欠片もない弁護士広告が増加している。広告というのは集客のために行うものであり、実際のところ広告を出している弁護士事務所に都合の悪い事は掲載しないことは冷静に考えれば誰でも理解できることであろう。

 しかしながら、何か困った事態が発生した場合多くの依頼者はその内容に特化した弁護士を探すことになるわけであろう。一般の人がそんな場合に気にするのは弁護士の「専門性」であろう。

 そんなわけで今の弁護士のネット広告は「専門性」をうたう内容が非常に多くなってきているのが特徴である。最近の流行は「ウェブ上の誹謗中傷の削除」「誹謗中傷案件の損害賠償請求」というものが多い。

 また、ここ何年かの特徴として、ウェブサイトで広告・宣伝を行うだけでなくTwitterやSNSで情報発信を行い集客を図るものが増えたことも特徴であろうと思われる。

 筆者に寄せられる情報の中には、高い専門性や実績などを強くアピールしながらも、まったく役に立たなかったという意見も多く寄せられているが、実際には依頼者の理解不足という部分が多く、もちろん弁護士の説明不足という面もあると思うが、派手な広告の副作用という面が強いというのが筆者の感想である。

 また非弁屋が運営しているウェブサイトにも独特の特徴があり「24時間相談可能」とか「着手金ゼロ円」というのをウリにしていることが多い。最近は弁護士費用を比較するようなサイトもあるようだが、まともな弁護士は自分を安売りしないと筆者は考えている。

 筆者の考えからすれば、弁護士費用の合い見積もりを取って値引きを迫る依頼者などはトラブルの元になることぐらいは、分かるだろうと思うのだが、そういう判断をせずに少しでも着手金をもらおうと考えるのが非弁屋だと思っている。そいつらの広告は下品で、下劣で断定的判断に満ちているので「非弁」の臭いがただようという訳なのである。そんなサイトで集客を図る弁護士事務所には依頼しないほうが無難であろう。

 TwitterやSNSへの情報発信による集客については、様々な意見もあると思うが、自分の受任した事件の内容などを依頼者の許可なく発信することはあってはならない事は当たり前のことだと考えるが、最近はそういう配慮をしない弁護士も多いように見受けられる。読者は先刻承知だろうがTwitterで発信される情報はまさに玉石混交であり、参考になるつぶやきもあれば独自の解釈とも言えないような呆れた意見論評を行うものも多い。何より感情的なやり取りの応酬などは弁護士としては慎むべきことであると思うが、論旨以外の事でのやり取りでヒートアップする弁護士も多いようであり、そういう意味では弁護士の性格や品性を知る意味ではTwitterを確認するのも一つの手法ではないかと思われる。

 厄介な相談者は、自分の結論に合致する内容を必死に検索して「先生、ネット上ではこんな内容があり、私の考えと同意見ですので、このようになるように弁護をお願いします。ネットで見る限り簡単な内容だと思うので、依頼料は負けて下さい」などいう事も平然と言う事が多くなってきたらしい。こんな事が多くなってきた理由も質の悪い情報発信や、品位の無い弁護士広告に掲載された安易極まりない「お客様の声」とか「解決事例」などが原因だと思われる。

 いずれにしても日弁連・各単位弁護士会は広告規定の改正の議論を行うべきであろう。弁護士自治の信託者である国民を欺くような、デタラメな広告を即刻排除できるような措置が執れるような改正を行うべきであるからだ。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中