河原格弁護士(東京)を非弁提携で逮捕 弁護士資格認定制度は見直したほうがいいのではないでしょうか?

 朝日新聞デジタルは13日付で「「事件屋」から依頼人の紹介を受けた疑い 弁護士を逮捕」として以下の記事を配信した。

弁護士資格を持たずに法律事務の斡旋(あっせん)業を営んでいた人物から依頼人の紹介を受けたなどとして、警視庁は、東京弁護士会所属の弁護士、河原格(かく)容疑者(74)=東京都文京区春日2丁目=を弁護士法違反(非弁護士との提携の禁止)の疑いで逮捕し、13日発表した。調べに対して認否を保留し、「弁護士と接見するまでは事実については話しません」などと供述しているという。

 保安課によると、河原容疑者は2019年6月と9月、東京都新宿区で、弁護士資格がないのに法律事務の斡旋業をしていた40代の男=同法違反(非弁活動の禁止)容疑で逮捕=から、債権回収や債務整理の弁護士への依頼を希望する男女3人の紹介を受け、受任した疑いがある。男のような人物は業界で「事件屋」などと呼ばれているという。

 河原容疑者は16年ごろ、弁護人を務めた人物を通じてこの男と知り合ったという。保安課は、19年1~11月に約30件の仕事の斡旋を受け、1件あたり10万~15万円の報酬を得ていたとみて調べている。

 関係者によると、河原容疑者は民法の専門家。関東地方の私立大学院で教鞭(きょうべん)をとり、16年度で定年退職した。

引用以上

 河原弁護士は、WIKIによれば以下のとおりの立派な経歴である。

1946年 – 東京都千代田区麹町生まれ

1968年 – 慶應義塾大学法学部法律学科卒業

1971年 – 慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程修了

1976年 – 慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程(博士(法学))

2001年 – 東洋大学法学部教授

2004年 – 東洋大学大学院法務研究科(法科大学院)教授(民法)

2007年 – 大東文化大学大学院法務研究科(法科大学院)教授(民法)

2010年 – ケルン大学手続法研究所客員教授として留学

2014年 – アモイ大学Xiamen Uni法学部短期留学

2017年3月 -大東文化大学定年退職

2017年4月 -弁護士(東京弁護士会)

著書

『医師の説明と患者の同意』(成文堂 1998年)ISBN 9784792323196

『入門民法総則』(八千代出版 2004年)ISBN 9784842913438

『入門物権法』(八千代出版 初版2004年、2版2010年)ISBN 9784842915302

『入門債権総論』(八千代出版 初版2003年、2版2011年)ISBN 9784842915487

『契約不法行為入門』(泉文堂 2005年)ISBN 9784793004438

『はじめての法学』(八千代出版 2004年)ISBN 9784842913308

『法学への一歩』(八千代出版 初版2006年、2版2008年、3版2009年)ISBN 9784842915012

 登録番号が44040だから弁護士資格認定制度で弁護士になったと思われる。弁護士資格認定制度とは、以下のリンクのとおりであるが、河原弁護士の場合は司法修習生となる資格を得た(=司法試験に合格した(以下「司法試験合格」といいます。))後に,大学の法律学の教授・准教授等のいずれかに在った期間が通算して5年以上になることを満たして弁護士登録を行ったと思われる。

【参考リンク】

法務省 弁護士資格認定制度

 この制度により弁護士登録をした者たちの不祥事が目立つが、それは実務ができないゆえに、非弁屋とくっつくか、デタラメな仕事をすることによって「法律文書と言えない」ような書類を作成してしまうものがいるからだろう。

【参考リンク】

浜田治雄弁護士(第一東京 83歳)を元弁護士の若梅明への名義貸しで業務停止10月の懲戒処分 CTNの犯罪収益を巡って若梅を操る者ら徹底調査を

欠陥弁護士に学者が務まるのか? 竹内俊雄弁護士(第二東京)を巡って

 今回逮捕された河原弁護士も「仕事がなかった」という事で、非弁提携をおこなったようだが、学者としての誇りも生活の前には消え去ってしまったのかもしれない。

 そもそも法科大学院で教鞭を振るい、定年退職をしたのであるから、経済的に困ることはなかったと思うのであるが、何かしらの問題を抱えていたのであろう。その結果が逮捕勾留となり晩節を汚したのであるから、河原弁護士の感慨もひとしおだろう。

 今回は、刑事弁護を行った人物を介して非弁屋と知り合ったそうだが、そんな出会いは大学で講義をしている際にはあり得ない事であろうが、何らも警戒することが無かったのであろうか?

 いずれにしても弁護士資格認定制度は見直したほうが良いだろう。世間知らずの教授たちが年老いてから弁護士になるのは危険極まりないし、本人たちのためにもならないと思うからだ。

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