東京ミネルヴァの破産問題 弁護士広告の在り方を再検討し、広告に関する規定を再考するべきです

東京ミネルヴァの破産問題は、リーガルビジョン及び実質的に同社を支配する武富士OBの自分で情熱大陸もどきのPVを作る、兒嶋勝会長が支配する企業群の広告代等で多額の預り金が欠損したという事が報道され、どう考えてもおかしいとしか思えないようなミネルヴァ初代の室賀晃弁護士の不動産の登記の変遷なども明らかになっている。

 

【参考リンク】

何と弁護士法人東京ミネルヴァ法律事務所は、初代の社員弁護士の亡室賀晃弁護士所有の不動産を購入し、自ら立派な建物をお建てになっていました。その不動産には3億円を極度額とする根抵当がロイヤーズエージェントを債務者として設定されていました!

 

上記の記事でも指摘したが、「カネに追われた」弁護士が、広告屋に取り込まれていく様が、登記から読み取れると思う。「カネに追われた」弁護士は、弁護士としての矜持よりも目の前の「銭」に転んでしまう者が多いのである。

弁護士広告解禁の黎明期では弁護士の広告を専門とする法人が、弁護士事務所を支配する事など考えられなかったことだが、「過払い金」の返還請求により、その過払い金の奪い合いのために、弁護士広告が激増し広告屋、非弁屋、兒嶋会長様のようなサラ金上がりが鎬を削って争っていたのである。

その後、過払い金請求が利息制限法改正から10年を経て、ほぼ期待できなくなってきたために、「ポスト過払い」として、「詐欺返金」「離婚」「交通事故」「不貞行為慰謝料」などに「強い」という広告がウェブ上に氾濫しているが、本当に自分の職務に自身のある弁護士であれば派手な広告は打たないはずである。それに、詐欺返金にしても離婚にしても不貞行為の問題にしても、完全に定型化された事件処理などできるはずもない。しかしながら、こんなことで集客している事務所は、使いまわしの訴状で、無理くりに定型化して、訴訟提起を行うので、訴状を見ると恐ろしく稚拙な内容に驚くことも多く、やたらに訴状の補正が多かったり、本来であれば調書判決になるはずのケースでも、しっかりと裁判所が稚拙な訴状の内容を補正し判決文を書いている例もよく見かけるのである。普通なら恥に感じるはずであろうが、非弁屋・広告屋に「飼われる」弁護士にはそんな恥の意識は無いようである。

刑事事件に強い、労働問題に強い、基地の騒音訴訟をやれば銭になるよとか、客観的に何で「強い」のかもわからないし、あたかも弁護士に委任すれば銭になるというような広告は弁護士としての品位に欠けるとしか筆者には思えない。また「なんでも相談してください」という弁護士も多いが「カネを貸してくれ」とそんな弁護士らに相談したら、どう対応するのかも見てみたい気がする。

広告屋による「弁護士丸抱え」の問題や、不適切な弁護士広告を中止させるためにも弁護士等の業務広告に関する規程を改正することは必須であろうし、非弁提携弁護士を羅列して、そいつらに客を誘導するような法律の窓口となるような弁護士ポータルサイトはあってはならないはずだ。日弁連・各単位弁護士会は弁護士等の業務広告に関する規程を改正について、すぐさま議論を始めるべきであろう。

 

“東京ミネルヴァの破産問題 弁護士広告の在り方を再検討し、広告に関する規定を再考するべきです” への 1 件のフィードバック

  1. カネを貸してくれ いいですね。
    昔の感覚だと弁護士は商売とは違うもっと気高い感覚でした。
    広告解禁自体が品位に欠ける気がします。

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