ツンデレ先生の神戸地裁洲本支部平成19年10月30日判決についてのブログ記事には多くの有益な情報が詰まっている。東京ミネルヴァの破産について興味のある方は絶対に閲覧すべきだと思うので再度紹介する。
【参考リンク】
上記ブログの末尾に掲載されている判決文によると、デイリー信販の代理人は有名ヤメ検の中村勝雄先生と佐藤文彦先生である。中村先生は現在も精力的な活動を続けており、様々な報道にも名前が出てくるお方であるが、もう一人の佐藤文彦弁護士が最近何をしているのかな?と思っていたら何と2015年2月27日に弁護士登録が弁護士法17条1号に基づき抹消されてきた事が判明した。
【参考リンク】
弁護士自治を考える会 「自由と正義」2015年6月号 弁護士懲戒処分の要旨
要するに弁護士の欠格事由に該当するようなことになったということであり、破産をしたものとも思われる。54期の修習と思われる佐藤弁護士は約12~3年程度弁護士業務を行っただけで、弁護士業界から去ってしまったのである。
佐藤弁護士は、佐藤文彦法律事務所という名称やセンテンス法律事務所という名称で積極的に債務整理・過払い案件に取り組んでいたようであり、北海道でも出張相談会を行っていたことが確認できる。
【参考リンク】
弁護士猪野亨のブログ お待たせしました! って誰に言っているの? 法律事務所の出張相談
(北海道の猪野先生は二弁の猪野雅彦先生とは全く異なる、立派な見識をお持ちの弁護士です。上記の参考リンク記事も至極もっともな内容でとても参考になります)
こんな佐藤弁護士が破産に至った際には何らのニュースにもならなかったようであるが、北海道での出張相談が2012年10月のことであり、佐藤弁護士の破産開始決定が2015年2月ということから、預り金を欠損させた可能性もあると考えている。もし、佐藤弁護士の破産の事情等を知る方がいればコメントをお寄せいただければ、その内容を精査し公開する予定である。
「出張相談会」→「破産」という経緯は東京ミネルヴァと同じ経緯をたどっているという事であり、出張相談会の開催には広告代理店が確実に存在すると考えられることから、筆者はこの佐藤弁護士の辿った経緯に興味を持っているわけである。
「辣腕」の弁護士として名を馳せている有名ヤメ検の中村弁護士と一緒に仕事をしていた佐藤弁護士が何故に破産に至ってしまったのかは誰でも興味深いものがあるだろう。
念のため書き添えておくが、最近証人等買収の疑いで逮捕された「ゴッドスピード」の自衛隊名簿流出を唆した佐藤文彦容疑者と佐藤文彦元弁護士は別人であり、同名異人であることもお知らせしておく。