寺岡良祐弁護士(兵庫)を有印私文書偽造で在宅起訴との報道 報道内容から考えると明らかに計画的な犯行の様子です

NHKニュースは3日付で「弁護士が遺言書偽造か 在宅起訴」として以下の記事を配信した。

 

兵庫県内の弁護士が、亡くなった人の遺言書を親族からの依頼を受けて偽造し裁判所に提出したとして、3日までに神戸地方検察庁に有印私文書偽造などの罪で在宅起訴されました。

在宅起訴されたのは、兵庫県弁護士会に所属する弁護士、寺岡良祐被告(43)です。

起訴状によりますと、それぞれ別の亡くなった人の親族から相談を受け、相談者に遺産を相続させるため、遺言書を偽造し、ことし2月と6月、大阪家庭裁判所にそれぞれ提出したということです。

神戸地方検察庁は、任意で捜査を進めて3日までに、有印私文書偽造と偽造有印私文書行使の罪で在宅起訴しました。神戸地方検察庁は、寺岡弁護士の認否を明らかにしていません。

県弁護士会によりますと、弁護士会の聞き取りに対しては「亡くなった人の意をくんで作りました」などと説明したということです。

兵庫県弁護士会の友廣隆宣 会長は「遺言制度の信頼を大きく損なう事態で、誠に遺憾に思います。再発防止に向けて原因究明や効果的な対策を取りたい」と話していました。

 

引用以上

 

この報道によると、今年の2月と6月にそれぞれ偽造した遺言書を大阪家庭裁判所に提出したとの内容なので、寺岡弁護士は確実に「犯罪行為」であることを理解したうえで、遺言書を偽造して大阪家裁に提出したと思われる。

別の報道では、この遺言書の作成について共謀したとされる、寺岡弁護士への依頼者である法定相続人の存在しない故人のいとこからの依頼で依頼者らが相続をできるようにするために遺言書を偽造したとの事であり、寺岡弁護士への依頼者らについては不起訴処分となったことが記載されていた。この内容からすれば、遺言書を偽造するという手段を依頼者に持ち掛けたのは寺岡弁護士であり、依頼者らには「悪意」もなく結果的に遺言書の偽造が発覚した事から受益も無かったことから不起訴処分となったと思われるのである。

おそらく遺言の検認手続きのために、大阪家裁に遺言書を提出した事は間違いないと思われるが、遺言書を偽造しても「被害者」が発生しないこの事案がどのように発覚したのかも興味深いものがある。寺岡弁護士への依頼者らが自ら事実を申し出したものなのか、大阪家裁が遺言に不自然な点があるとして看破したのかも続報を求めたいところだ。

寺岡弁護士が述べている通り、「亡くなった人の意を汲んで」依頼者らに相続をさせたかったのであれば、受遺者を捏造する手段ではなく特別縁故者として相続財産をもらえるような手続きを行えば良かったはずなのであるが、確実に遺産を相続できるように考えて遺言を偽造したのであろうと思われる。

兵庫県弁護士会の会長のコメントのとおり、この件は遺言制度の信頼を大きく損なう事態であることは間違いないだろう。刑事事件とは別に兵庫県弁護士会は、懲戒手続きを迅速に進めて、事実関係や寺岡弁護士が遺言書を偽造した動機などを明らかにするべきであろうと思われる。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中