地面師事件に加担した亀野裕之司法書士に懲役12年の実刑判決 弁護士・司法書士などの専門家が犯罪に安易に加担するのはなぜなのか?

産経新聞は16日付で、「アパから12億円詐取…司法書士の男に懲役12年判決」として以下の記事を配信した。

 

東京・赤坂の土地所有者に成り済まし、大手ホテルチェーンアパグループの関連会社「アパ」(金沢市)から土地購入代金約12億円をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われた司法書士、亀野裕之被告(55)に、東京地裁(河本雅也裁判長)は16日、懲役12年(求刑懲役14年)の判決を言い渡した。

 判決によると、「地面師」グループの他のメンバーと共謀し、東京都港区赤坂の土地の所有者に成り済まし、平成25年8月6日、土地の売買代金として約12億5500万円をだまし取るなどした。

 

引用以上

 

亀野司法書士は、地面師や事件屋御用達の司法書士であり、その悪名を知らぬものは業界にはいなかったような有名悪徳司法書士である。

 

【参考リンク】

地面師グループの一味 司法書士亀野裕之容疑者らを逮捕 亀野司法書士は有名問題司法書士

 

そんな亀野司法書士が、「ロング」のお勤めを余儀なくされることになったのは、当然の帰結であろうと思われる。裁判においては無罪主張をしていたようだが、ほかの共犯者と同じように「無理筋」であることは、亀野司法書士自身も理解していたのではないだろうか。

それにしても、この手の地面師事件に限らず、様々な詐欺事件に弁護士や司法書士といった高度な倫理を求められる専門家らが犯罪と理解していながら、何故に加担してしまうのであろうか。

何よりの原因は「カネに追われて」という事だろうが、仕事が無いとかそういう事ではなく「浪費」によって「カネに追われる」ようになるのが、専門家の特徴である。若い世代はキャバクラで浪費であり、ある程度の年の人たちは「韓クラ」というのが、結構多いパターンである。そのほか、家族に見栄を張るために、熱いカネをつまんでしまう者も多く、中には反社から高利で銭を引っ張っておいて、弁済期限間近になると「不法原因給付」を原因として弁済しない旨の内容証明を送り付けて踏み倒しを行う豪の者も存在するが、多くの「カネに追われた」専門家の大先生方は、「もうすぐ大きなカネが入る」とか、「自分の手掛けている事件がやっと終わり、相当な報酬が入るから」などと言って「つなぎ資金」などを、ややこしい人間たちから引っ張って、あとは野となれ山となれという状態になってしまう者が多いのである。

自分に相談にきた相談者には、「カネに追われてクビが回らない」と言われれば、破産を勧めたり、民事再生を勧めるのであろうが、自分のことになると無茶な金策をするのが、世間知らずの専門家の特徴なのである。

今回「ロング」の実刑判決を受けた、亀野司法書士が地面師事件に手を貸すことになった動機は筆者には分からないが、亀野司法書士が出所するまでは長い時間があるので、ぜひともなぜ地面師事件に加担してしまったのかをすべて明らかにする手記でも書いていただきたいと思う。何が原因で規範意識が鈍磨し、カネだけを追い求めるようになってしまったのかを明らかにするのは、国民のためにも、後進の専門家らのためにも有益であろうと思うからだ。

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