忘れた頃に発生するM資金名目の詐欺 逮捕者の中の飯田の爺さんは非弁業界でもある程度の有名人でした

読売新聞オンラインは12日付で「旧日本軍「M資金」口実に現金だまし取る、交渉費名目で被害30億円超」として以下の記事を配信した。

 

 旧日本軍の秘密資金とされる「M資金」を口実に、男性から現金をだまし取ったとして、神奈川県警は11日、東京都港区海岸、無職武藤薫容疑者(66)ら男3人を詐欺の疑いで逮捕した。県警は、3人が男性から10回にわたって30億円以上をだまし取ったとみて調べている。

 ほかに逮捕されたのは、東京都中央区日本橋浜町、無職飯田正志(79)、東京都あきる野市秋川、無職五十嵐文昭(59)の両容疑者。

 発表では、3人は2017年9月、神奈川県に住む70歳代の会社役員の男性から現金1億3000万円をだまし取った疑い。県警は3人の認否を明らかにしていない。

 県警捜査2課によると、3人は、英国で「M資金」を管理する人物と交渉して成功すれば、「基幹産業育成の名目で最大2800億円の資金提供が受けられる」と男性に持ちかけ、交渉費用などとして現金をだまし取ったという。被害は17年9月~18年12月の計10回、計31億5000万円に上るとみている。

 M資金は、「連合国軍総司令部(GHQ)に接収され、海外に流出した旧日本軍の秘密資金」といわれるが、存在は確認されていない。昭和の頃から度々、融資詐欺に悪用された。

 

引用以上

 

M資金を名目とする詐欺は、昭和の時代から綿々と続き、財界の大物から芸能人まで引っかかって世間を騒がせ続けている。M資金詐欺が現在まで続いている理由とすると、「M資金」の融資金額が、今回の詐欺事件と同様に高額であり、様々な詐欺と同じく「選ばれた人」にしか融資を行わないという内容であり、いわゆる社会の「ウラ」にある真実を知ったという陰謀論に毒された人間たちと同じような満足感・優越感を与えられることが原因ではないかと思われる。

今回、詐欺容疑で逮捕された3名はいずれも「無職」とされていることから、いわゆる「ブローカー」を稼業とする人物であろうと思われる。

このうち、79歳の飯田正志容疑者は、非弁業界にも関与していたことがあり、「整理屋」の非弁提携事務所にも机を置いていたことがある人物である。そんな人間が弁護士事務所に入り込める訳がないと、まともな人は考えるのも尤もであるわけだが、90年代中盤より出現しだした、「低利で一本化」などの金融広告で客集めをして弁護士に多重債務者を送り込んでいた連中が実質経営する事務所などは、暴力団の事務所と大して変わり無い状態であり、事件屋から暴力団までが机を並べていたことも多いのである。最近の例とすると振り込め詐欺の主犯格である藤本が立ち上げた「潮総合法律事務所」(崩壊済み)であろう。この事務所には有名事件屋が机を並べ、振り込め詐欺関係者や「引き屋」の関係者が出入りし地面師までが事件の舞台にしていたわけであり、弁護士のヘビーユーザーである犯罪常習者と弁護士が結託する例は枚挙にいとまが無いのが現実なのである。

今回の事件では弁護士の登場は無いようであるが、最近のM資金をネタにしたヨタ話にしても、弁護士の名前が出てくることが大半であり、この手の詐欺ブローカーと行動を共にしている弁護士の数は少なくないという事だろう。特にインチキ仮想通貨の金集めや火消しに積極的に加担する弁護士も多く、「カネに追われた」弁護士が詐欺の片棒を実質的に担ぐことも多いことから、投資話に「弁護士」の名前が出てきたら「インチキ」と判断するのが妥当であることを国民には自覚していただきたい。

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