新型コロナウイルスの感染の拡大が進む中の3月22日にさいたまスーパーアリーナでK-1の格闘技興行が開催されたわけだが、この興行を強硬に開催した理由は、世間からの批難よりも怖いところがあるというわけである。格闘技の興行はチケット代金をファクタリングして金を回している面があるので、いまさら「中止」となればチケットの払い戻しだけでも大変なことになるわけで、そんな事を許さない怖~い人たちが背後にいらっしゃるということだろう。こういうことを報道しないのはマスコミが誰に忖度しているのか知らないが、トンデモナイことであると筆者は考えている。
さて、東京オリンピックが到底今年中には開催は不可能であるとして「延期」が決定したわけでが、延期決定がなされると早速小池都知事はコロナウイルス感染の拡大が収まらないことから、不要不急の週末の外出の自粛を25日夜の会見で都民らに求め、東京都としての都市の封鎖まで匂わせたのである。そんな中でも安倍昭恵は「お友達」の芸能人と花見をしていたそうである。
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つい最近まで安倍を筆頭にオリンピックは「完全な形での通常開催」とわめいていたにも関わらず、世界的なコロナウイルスの感染拡大をうけ、各国がオリンピックどころではなくなり、開催延期を述べだしたところ、その流れを利用し「選手ファースト」名目でオリンピックの開催の延期を決定したわけだ。このオリンピックの開催の延期を決定するまでは、東京都は、積極的な感染拡大を防止するための対策やアナウンスをあまり行わずオリンピックの開催を第一に考えた対応をしていたわけである。ところが、このような手のひら返しのような対応である。オリンピックの開催のために、まともなコロナウイルス対策を行わなかったわけであるのだから、東京都の対応が原因で感染が拡大したことは明らかなのである。
現代のオリンピックは広告代理店を筆頭とした、様々な業者の「ビジネス」の興行であることは誰にでもわかることであり、このビジネスに国がのっかって景気浮揚とか言っていること自体が間違いなのである。オリンピックはアスリートたちのものであり、興行主や利権屋のものでなく、オリンピック精神に則り開催運営を行うべきなのである。
国民の健康よりも金儲けの興行を優先した、安倍や小池は万死に値するだろう。
繰り返し述べるが東京オリンピックは「YAKUZA」オリンピックと揶揄され、開催のためのワイロ問題まで発生しているわけだから、こんな興行は返上するべきなのである。それに「ボランティア」という美名における開催スタッフの強制徴用までおこない真夏の炎天下の中で開催しようとしていたのであるから、どう考えてもアスリートたちのためになるわけがなく、利権屋たちのために開催されるものであったことも確かなのである。
すでに30億ドル以上も集まっているオリンピックのための協賛金を、このコロナイウルス騒ぎで疲弊している国民に還元をするべきであると筆者は以前にも述べたが、外出自粛が求められ経済が停滞を余儀なくされるわけであるから、オリンピックに群がる利権屋どもは、早急に国民のために銭を吐き出すことを決断するべきなのである。
まさに今の我が国の状況は青年日本の歌の歌詞の以下の部分のようである。
権門上に傲れども 国を憂うる誠なし 財閥富を誇れども 社稷を思う心なし
ああ人栄え国亡ぶ 盲たる民世に踊る 治乱興亡夢に似て 世は一局の碁なりけり
全く「誠」のない佐川元理財局長のような腐ったクズが出世し、金持ちどもは自分たちの銭のことばかりを追いかけ、ネットのでたらめな報道と言えないような妄想や妄言に踊らされ買い占めに走る連中のことを指摘しているようだ。
まぁ何にしても利権屋の興行でしかないオリンピックは中止すべきであろう。