元祖ベリーベスト法律事務所と3つのベリーベスト法律事務所の首魁である酒井将弁護士と浅野健太郎弁護士に業務停止6月の懲戒処分 懲戒逃れの潜脱行為を考えれば法人・首魁ともに退会命令が相当であったと思います。

東京弁護士会は「元祖」ベリーベスト法律事務所こと弁護士法人ベリーベスト法律事務所(事務所名:ベリーベスト虎ノ門法律事務所 港区虎ノ門5-3-14日産研会館2階)と、酒井将弁護士及び浅野健太郎弁護士に対して業務停止6月の懲戒処分を下した。以下に東京弁護士会会長の談話を引用する。

 

弁護士法人ベリーベスト法律事務所らに対する懲戒処分についての会長談話

2020年03月12

 

東京弁護士会 会長 篠塚 力

 

本日、東京弁護士会は、弁護士法第56条に基づき、弁護士法人ベリーベスト法律事務所(事務所名:ベリーベスト虎ノ門法律事務所 港区虎ノ門5-3-14日産研会館2階)並びに代表社員である酒井将会員及び浅野健太郎会員に対し、それぞれ業務停止6月の懲戒処分を言い渡しました。

同弁護士法人は、140万円を超える過払い金請求事件につき代理権を有しない司法書士法人から140万円を超える過払い金請求事件の紹介を反復継続して大量に受け、司法書士法人に対し業務委託料の名目で1件につき一律の金額を支払っていましたが、当会は同弁護士法人の行為が弁護士職務基本規程第13条第1項(依頼者紹介の対価支払いの禁止)及び弁護士法第27条(非弁護士との提携の禁止)に違反し、品位を失うべき非行にあたり、また、酒井会員及び浅野会員は同弁護士法人の代表社員として上記行為の決定をしたことが品位を失うべき非行に当たると判断し、上記のとおりの懲戒処分を言い渡しました。

同弁護士法人の行為は、その規模においてこれまでの非弁提携案件と比較して非行性が強く、弁護士報酬を獲得するために紹介料を支払い事件の買取りをしていたと評価しうるものであり、全件訴訟提起を原則に依頼者の利益のために極大回収を目指していたこと等の有利な事情を考慮しても、強い非難を受けるべきものです。

当会は、このような事態が生じたことを重く受け止め、今後も市民の弁護士に対する信頼を確保するために、弁護士や弁護士法人の非行の防止に努めるとともに、非行に対しては厳正に対処してまいります。

 

なお、本件に関する問い合わせ等については下記のご案内をご参照ください。

ベリーベスト法律事務所らに対する懲戒処分について

 

引用以上

 

東京弁護士会の判断は妥当であり、弁護士報酬を獲得するために紹介料を支払い事件の買取りをしていたと評価しうるものでありという判断も当然であろう。弁護士業務が商売である事は確かであるが、商売倫理を忘れ銭だけを追い求めるような弁護士らは排除されるべきだと思うからだ。

ベリーベスト法律事務所のような新興事務所は、金儲けだけを優先する傾向があり、暴力団関係者らが実質営業する競馬情報詐欺の和解金の値切りを、酒井弁護士が「元祖」設立前に所属していた新興事務所が受任していた事実も確認されており、よく言えば「ビジネス志向」悪く言えば「カネさえもらえば何でもやる」という思考回路では、結果的に依頼者にそっぽを向かれることをお休みの間に自覚して欲しいものだ。

元々ベリーベスト法律事務所は「元祖」の法人のみで運営されていたわけだが、懲戒申し立て後に実質的な処分逃れのために3つの弁護士法人で運営されるようになり、「非行あり」の認識から懲戒委員会に審議が移された前後に「元祖」をベリーベスト虎ノ門法律事務所として分離し、懲戒処分が下されても何らの影響もないような潜脱行為を行っていたわけである。

 

【参考リンク】

弁護士法人「元祖」ベリーベスト法律事務所の公開の懲戒審査 いろいろ言い分があるにしても、3つの弁護士法人で事務所運営を行っていることは懲戒処分の「潜脱」行為としか思えません

 

ベリーベスト法律事務所は3つの弁護士法人で運営されていることが判明 その理由は懲戒逃れなのか他にあるのかはご回答いただけませんでした。

 

 すでに東京弁護士会は、「元祖」以外の2つの弁護士法人には懲戒処分の効力が及ばない事もアナウンスしているが、その内容には皮肉が含まれていると筆者は考えている。以下の東弁のお知らせを引用する。

 

弁護士法人ベリーベスト法律事務所らに対する懲戒処分について

2020年3月12

東京弁護士会は、本日、弁護士法第56条に基づき、当会所属の弁護士法人及び会員に対し、以下の懲戒処分をそれぞれ言い渡しました。

 

 弁護士法人ベリーベスト法律事務所(届出番号486) 業務停止6

 弁護士 酒井将(登録番号29986) 業務停止6

 弁護士 浅野健太郎(登録番号30001) 業務停止6

 

弁護士酒井将(さかい・すすむ)及び浅野健太郎(あさの・けんたろう)は、いずれも、弁護士法人ベリーベスト法律事務所の代表社員です。また、弁護士法人ベリーベスト法律事務所は、ベリーベスト虎ノ門法律事務所を運営しています。弁護士法人ベリーベスト法律事務所に関するお問い合わせにつきましては、ベリーベスト虎ノ門法律事務所(電話番号03-6453-0090)へご連絡ください。

なお、第一東京弁護士会所属のベリーベスト弁護士法人や第二東京弁護士会所属の弁護士法人VERYBEST及びその支店(各支店所在地の弁護士会所属)は、東京弁護士会の会員ではなく、今回の懲戒処分の対象ではありません。

 

契約者の皆様へ

ご自身がどの法人と委任契約を締結しているのかについては、委任契約書等をご確認の上で、ご不明な点等がございましたら、それぞれの法人に直接お問い合わせください。

 

1 弁護士法人ベリーベスト法律事務所 ※今回の懲戒処分対象です。

電話番号(ベリーベスト虎ノ門法律事務所) 03-6453-0090

 

2 ベリーベスト弁護士法人、弁護士法人VERYBEST ※今回の懲戒処分対象ではありません。

電話番号 03-6234-1585

※第一東京弁護士会所属のベリーベスト弁護士法人、第二東京弁護士会所属の弁護士法人VERYBEST及びその支店の、本件に関する共通の番号です。

 

引用以上

 

東弁のお知らせの末尾にある※第一東京弁護士会所属のベリーベスト弁護士法人、第二東京弁護士会所属の弁護士法人VERYBEST及びその支店の、本件に関する共通の番号です。という部分は、実質的にこいつらの法人格など外形だけだよと言いたいのだと筆者は判断している。

今回の処分の要旨と、懲戒行為の潜脱行為から考えれば、「元祖」の法人と首魁の酒井・浅野の両弁護士は「退会命令」が妥当であると筆者は考える。

また、東弁もマスコミもベリーベスト法律事務所の業務の質の問題を是非とも裁判所に取材して欲しい。筆者は裁判所がベリーベストの申立てた民事訴訟の訴状などについては特段の注意を払って訴状審査を行っている事などを仄聞している。要するに、訴状としての態をなしてないものが結構提出されているという事だ。

このような問題は弁護士個人の資質の問題ももちろんあるだろうが、「徒弟制度」による「法の職人」であった弁護士という職業が、司法制度改革、特に新司法試験制度と法科大学院制度の導入による大増員政策によるインフレと余剰化で大きく変化し「即独」とかスキルを身に着ける前に独立した弊害であると思われる。

そんな事からも、今回の「元祖」ベリーベスト法律事務所への懲戒処分は司法制度改革の結果の一つの成果ではないかと考えている。なお第一東京のベリーベスト弁護士法人及び第二東京の弁護士法人VERYBESTともに懲戒請求が提起されている事もすでに情報が寄せられている。今後この2つの分派も懲戒処分が下される可能性が出てきたら、再分裂するのかも注視していきたい。

 

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