3つの弁護士法人の「複合体」であるベリーベスト法律事務所の代表が変わった事はお知らせしたとおりだ。
【参考リンク】
懲戒委員会の結論が注目される3つの法人で運営される「ベリーベスト法律事務所」の「代表」が一弁の「ベリーベスト弁護士法人」所属の萩原達也弁護士になったようです
このベリーベスト法律事務所の中核を以前までは担っており、創業時に発足した東京弁護士会所属の「元祖」弁護士法人ベリーベスト法律事務所の主たる事務所の所在地が、本年10月15日に変更されていた事が判明した。
以前の主たる事務所の所在地は、ベリーベスト法律事務所のウェブサイトに記載されている「東京都港区六本木1-8-7 MFPR六本木麻布台ビル11階」となっているが、今回の「元祖」の移転先は港区虎ノ門三丁目3番14号日産研会館2階となっている。現段階(10月28日現在)では、ベリーベスト法律事務所のウェブサイトには、この事務所の存在についての表記は無い。また、日弁連の酒井将弁護士の登録情報を確認しても、10月24日現在の情報としては六本木麻布台ビル11階が登録先の事務所の住所地となっている。
このような状況からみると、「元祖」ベリーベスト法律事務所の業務を港区虎ノ門三丁目3番14号日産研会館2階で行う気があるとは現段階では思えないし、「元祖」の所属弁護士らが抱えている訴訟についての送達先の変更の申請なども行うとは思えない。今回の主たる事務所の移転にはどんな意味があるのか気になるところである。
「元祖」の住所地を変更することにどんな意味があるのかは分からないが、弁護士法人の主たる事務所の位置を変更したのであるから、「元祖」に所属する弁護士らの登録変更は行うべきではないだろうか?3つの弁護士法人が同じ場所に存在するのであればともかく「元祖」は移転したのであるから当然のことであると筆者は考えるが、「元祖」の先生方の見解が異なるようであれば、きちんとその趣旨を公表するべきであろう。