家庭裁判所における、離婚調停中の妻を刺殺した事件。男女問題を裁判所で完全に解決することはできない自覚を国民はもつべき

産経新聞は20日付で「東京家裁で離婚調停中の妻刺され死亡 殺人未遂容疑で米国籍の男を現行犯逮捕」として以下の記事を配信した。

 

20日午後3時20分ごろ、東京都千代田区霞が関の東京家裁で、「玄関で女性が刺された」と110番通報があった。警視庁によると、埼玉県所沢市元町の職業不詳、ウィルソン香子(きょうこ)さん(31)が首を刃物で刺され、搬送先の病院で死亡が確認された。同庁は殺人未遂容疑で、香子さんの夫で、離婚調停中の都内に住む米国籍の男(32)を現行犯逮捕。容疑を殺人に切り替えて調べる。

 同庁によると、男は事件後に逃走し、約5分後に約400メートル先の日比谷公園内で警備員と警察官らが取り押さえた。男は折りたたみ式ナイフで自分の両手首を切るなどしており、病院に搬送された。同庁は男の回復を待って事情を聴く。

 香子さんは昨年8月ごろ、「別居中の夫が精神的に不安定だ」などと同庁に相談していた。同日の離婚調停は、香子さんと両者の代理人弁護士による協議が予定されており、男は手荷物検査を通る前の玄関付近で香子さんを待ち伏せしていたとみられる。

 身柄確保時には服のポケットなどに刃物3本を所持。持っていたリュックサックにはガソリンのような液体が入ったペットボトルが数本入っていた。

 

引用以上

 

裁判所の金属探知機の前で、被害者を待ち伏せしていたということなので、加害者は強い殺意を持っていたと思われ、犯行は計画的であったと思われる。

報道によれば、当事者らはそれぞれ代理人弁護士が就いており、家裁で協議を行う予定であったとの事であるが、加害者の代理人弁護士は、この加害者が被害者に強い害意を持っている事に気付かなかったのであろうか?

離婚問題などは、家庭裁判所で法律的な問題は決着をつけるしかない事も事実であるが、男女の間の問題を全て裁判所で解決することは不可能であることを、国民は自覚しておくべきであろう。財産分与に離婚手続きまでは解決できても、感情問題を解決することは不可能であり、調停・裁判の結果により、さらに問題が発生することも事実だからである。

「離婚」をネタに客集めに励む弁護士も多いが、離婚問題を安易に考えていれば、当事者同士のこのような事件の発生や、弁護士自身も危害を加えられる可能性がある事を自覚しておく必要があるのだ。

離婚を取り扱う弁護士は、このような事件を依頼者が起こさぬよう適切に指導を依頼者に行うべきであり、相手に危害を加えるような言動や行動を行う依頼者については、捜査機関に連絡ぐらいしておくべきだろう。

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