共同通信は24日付で「示談書署名、強要容疑で弁護士ら逮捕 大阪府警」として以下の記事を配信した。
暴力団関係者らに監禁され暴行を受けていた男性に、現金5千万円の支払いを約束させる示談書へ署名させたとして、大阪府警捜査4課は24日、大阪弁護士会所属の弁護士、東正人容疑者(50)=大阪市天王寺区勝山1=ら4人を強要の疑いで逮捕した。
他に逮捕されたのは、自動車販売業、中城則幸容疑者(42)=大阪市生野区田島5=と30代の男2人で、捜査4課によるといずれも暴力団任侠(にんきょう)山口組の関係者。東容疑者ら3人は容疑を認めている。
逮捕容疑は共謀し、4月29日夜、大阪市北区の東容疑者の事務所で、暴力団関係者らが連れてきた20代男性に対し、示談書を示して「サインしなかったら分かっとるやろ」などと言い、署名と指印をさせた疑い。
捜査4課は24日、東容疑者の所属事務所などを家宅捜索。中城容疑者が東容疑者に依頼したといい「数年前から同様の示談書を作ってもらっていた」と供述、東容疑者は「報酬として数万円受け取った」と話しているという。
中城容疑者らは4月28日~5月1日にこの男性を監禁、暴行したとして監禁致傷罪で起訴された。男性は監禁直前、中城容疑者らが縄張りにしていた違法ゲーム賭博店に強盗に入ったとして5月に逮捕され、処分保留で釈放されている。
示談書では強盗に対する損害賠償など5千万円の支払いや、傷害の事実を表沙汰にしないことを要求していた。
引用以上
ゲーム屋に強盗に入ったという人物を警察が処分保留で釈放したから、チンピラ共が攫って監禁、そして5000万円の支払いを約定させ、仕上げとして東弁護士が「わかっとるやろ」ととどめを刺して何万円かの報酬をもらうという流れのようだが、ずいぶんと東弁護士は「安い」弁護士であるとの印象を受ける。
5000万円の和解書であれば、通常であれば着手金と報酬を合わせ500万円程度は最低でも請求すると思われるのであるが、東弁護士は数年前から何万円かで暴力団の下請けのような仕事をしていたようであり、「カネに追われて」いた弁護士であると推測される。
しかし、違法なゲーム屋の犯罪収益の損害賠償とか、傷害行為の事実を表ざたにしないなどの内容を含んだ暴力団の立場に立った書面作成を行う事について東弁護士は罪悪感は無かったのであろうか?すでに弁護士として使命である「社会正義の実現」など考えられないぐらい困窮し、2~3万円欲しさに暴力団の手先になり下がったのであろう。
この東弁護士であるが最近までは、自分の名前を冠した事務所で業務をおこなっていたのであるが、現在の登録は司法修習同期の事務所に登録がなされていることが確認できた。
【直近までの事務所】
事務所名 東正人法律事務所
住所 〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満4丁目1-9 ニュー若松ビル 3F
【現在の登録先】
事務所名 大嶋法律事務所
住所 〒530-0047大阪府大阪市北区西天満1-10-15 弥生ビル2階
現在の登録先の大嶋法律事務所の大嶋実弦弁護士の登録番号は31474であり逮捕された東弁護士の登録番号は31454であり、ともに57期の修習期である。大嶋弁護士は、東弁護士の業務などを引き継ぐために、事務所に登録させたのであろう。東弁護士は自らの逮捕を覚悟し、依頼者の救済を考えた事は立派であろうが、東弁護士にそのような気持ちが残っていたのであれば、なぜ暴力団の片棒を担ぐような仕事をしたのかをしっかり供述するべきであろう。
流れを間違っているよ。被害者が示談書を書かされたのは4月、逮捕されたのは5月。