板垣範之弁護士(埼玉)の業務停止4月の懲戒処分の要旨

板垣範之弁護士(埼玉)の業務停止処分については以前にもお伝えしたが、具体的な懲戒処分の要旨が自由と正義11月号に掲載されていたので以下に引用する。

 

1 処分を受けた弁護士

  氏名  板垣 範之            登録番号 21847

  事務所 埼玉県三郷市早稲田2-2-6メゾン・ド・ベール早稲田2-6-6

      メゾド・ド・ベール早稲田 I-211

             板垣法律事務所

 

2 処分の理由 業務停止4月

3 処分の理由の要旨

(1)被懲戒者は、2012年2月28日、弁護士法第72条に違反する者又は違反すると疑うに足りる相当な理由のある者であるA株式会社から、依頼者として懲戒請求者の紹介を受け、懲戒請求者との間で債務整理事件の委任契約を締結した。

(2)被懲戒者は、懲戒請求者からの上記(1)の事件を受任するにあたり、懲戒請求者と直接の面談をせず、債務の内容、債務者の資産、収入、生活費その他の生活状況等の時効の聴取を行わず、また弁護士費用について適切に説明しなかった。

(3)被懲戒者は、上記(1)の契約に基き、懲戒請求者から被懲戒者の口座に毎月振込むべき6万円の範囲内で、債権者7社との間で和解を成立させるとの包括的委任を受け、2012年5月31日から2014年6月2日の間に上記債権者7社との間で書く和解を成立させたものの、2015年9月30日に和解書の写しを、同年10月23日に和解契約書原本を送る以前は、懲戒請求者に対し和解契約書の写し等も送付しなかった。また、被懲戒者は懲戒請求者が上記和解を成立させた債権者のうち1社に対する期限の利益を遅くとも2012年10月15日付にて喪失したと認識していたにもかかわらず、懲戒請求者に対して送付する収支表の上部枠内に期限の利益を喪失した旨を記載するのみで、期限の利益の喪失の意味及び効果に関する説明及び報告、さらには、期限の利益の再度付与のための交渉の提案を一切することなく、懲戒請求者から送金を受けた弁済金を漫然と遅延損害金に充当させることにより、遅延損害金への充当額相当の元金額を減少させる利益を損なった。さらに被懲戒者は、上記7社のうち6社について2012年中に和解契約を成立させながら、1社については2014年に和解契約を成立させているところ、同年までの和解契約を成立させない事の必要性等について、懲戒請求者に説明しなかった。

(4)被懲戒者は、懲戒請求者から2015年10月22日付け書面において、上記(1)の契約に関する委任事務の処理状況及び弁護士報酬について詳細な説明を求められたところ、同月23日付書面により上記(1)の契約を解除し、同時に弁護士費用明細書、収支等を送付したものの、被懲戒者による着手金、報酬金及び経費が懲戒請求者の送金額から、いつ、幾ら控除されていたのかの経過に関する資料を送付しない等、委任の終了に当たり、受任事件処理の結果について、説明義務に違反した。

(5)被懲戒者の上記(1)の行為は弁護士職務基本規定第11条に違反し、上記(2)  の行為は同規定29条並びに債務整理処理事件処理の規律を定める規定第3条及び第4条に違反し、上記(3)の行為は弁護士職務基本規定第36条に違反し、上記(4)の行為は同規定44条に違反し、いずれも弁護士法第56条1項の弁護士としての品位を失う非行に該当する。

4 処分が効力を生じた年月日 2018年8月1日

 

引用以上

 

まあ、呆れた所業である。この懲戒処分の内容を要約すると、非弁屋の紹介で債務整理の委任を板垣弁護士が受任したのであるが、デタラメな処理を行って毎月送金させていた弁済金などを適切に債権者に支払いせずに期限の利益を喪失させたが、その事後処理もしないで、委任関係の終了時にも適切な業務を行わなかったということである。

この板垣弁護士は、ヤメ判でありながらおそらく、ここ7~8年の間は非弁屋に飼われていたようである。当初は出会い系サイトの代理人として返金請求への対処を行っていたのであるが、いつの間にか出会い系サイトに対する返金請求の客集めを行うようになっており、その際には多くの反社と思しきチンピラが板垣弁護士の事務所に出入りしていたとの情報も寄せられている。

あとはお決まりの過払い金返還に債務整理をやっていたのであろうが、板垣弁護士の「飼い主」の金回りが悪く、この非弁屋たちが客の預り金に手を付けたというのが真相であろうと思われる。

しかし、これだけの行為を行った板垣弁護士であるが来たる12月には弁護士としての業務が可能になるのである。今までの「飼い主」が面倒を見るのか、新たな「飼い主」が面倒を見るのかは分からないが、すでに板垣弁護士は「非弁屋」に依存した弁護士業務を行っていたことから、同弁護士の「更生」は極めて困難であると思われる。

昭和14年生まれの板垣弁護士に残された時間は少ない。詐欺師崩れのチンピラたちに「飼われた」経験を自戒を込めて全て公表し、非弁屋の実態や弁護士が非弁屋と結託するときの心理を明らかにして、弁護士不祥事防止に役立てる事が板垣弁護士の使命であるはずだ。埼玉弁護士会も、しっかり板垣弁護士の今後の行動についての指導監督を行いながら板垣弁護士が「転落」した経緯の調査を行うべきであろう。

“板垣範之弁護士(埼玉)の業務停止4月の懲戒処分の要旨” への 1 件のフィードバック

  1. 数年前に自己破産を依頼しましたが、債権者の交渉は事務員任せ。定期的な連絡もなし。債権者の対応していた事務員に八つ当たりされたりで交渉能力はかなりレベルが低いです。
    フリーダイヤルあった時は、経費節減で
    一般回線にかけ直してくれとかでセコい。
    また事務員の入れ替えも激しいようです。
    依頼したことを後悔してます。
    とにかく最悪です。

    いいね

山田太郎 にコメントする コメントをキャンセル

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中