街角法律相談所の家宅捜索報道を受けて非弁屋とはどんな稼業か質問が多いので解説します

ウェブサイト街角法律相談所を運営するHIROKENに大阪地検特捜部が家宅捜索を行った事から、HIROKENとはどんな企業なのか?非弁屋とはどんな連中なのか質問が筆者に結構寄せられた。そんなことから、簡単に非弁屋について解説をする。(HIROKENがどんな企業かは筆者はよくわかりませんが、寄せられている情報では弁護士事務所の「丸抱え」をするような話が結構寄せられており、以前にはHIROKENと同フロアに司法書士事務所があったそうです)

非弁屋とは、弁護士の「名前」だけを使い業務を行う者らの事であり、今までは「債務整理」「過払い金返還請求」に特化していた。このような非弁屋の歴史は古く、亡くなった桑原時夫弁護士が事務員がパソコンを駆使することにより、システマティックな債務整理業務を開始してから、コスモとか明神と呼ばれる「整理屋」とも呼ばれた非弁屋たちが「カネに追われた」弁護士を「飼って」債務整理や過払い金返還請求を行っていたのは1990年後半である。この頃は、交通機関に広告を出したり(電車内や駅の看板)して集客を図ったり、あとは「低利一本化」などの金融広告を電話帳、折込チラシなどに入れて、借金の申し込みに来た多重債務者を「あなたには貸すところは無いから弁護士を紹介するから、債務整理をしなさい」などと言って弁護士事務所に送り込む「送り屋」などが非弁屋の集客手段であった。

この90年代後半から00年代前半にかけて、結構多くの非弁屋に「飼われた」弁護士たちが処分された。そんな事から非弁屋はより巧妙になり「NPO」とか「任意団体」を作り、あたかも公益のために働いているような顔をして多重債務者を集め、弁護士費用を支払いさせ、その上前をはねていたのである。そんなころから過払い金返還が最高裁判決で確定し、食えない弁護士のみならず若手弁護士や新司法試験世代も積極的に過払い金返還請求に群がった。結果としてサラ金は軒並み壊滅し、企業相手の高利貸であり私製手形で債務名義を取るような「司法テロ」とも呼ばれた手法で容赦ない回収を図ったSFCG(旧商工ファンド)も破産に追い込まれたのである。

そんな中で、頭を使わずにルーティーンワークだけでカネが稼げる過払専門の「非弁屋」には、ヤミ金(淡路島の奴が有名ですね)から、特殊詐欺集団までが豊富な犯罪収益を資金として、弁護士を飼い、暴力団・半グレから債務者リストを買って大量に参入したのである。

非弁屋の中にはインターネットを使い広告を出して集客を開始する者が現れ、出会い系サイトなどで得た不正なリスティングのノウハウを駆使して弁護士比較サイトなどを運営する者も現れ、弁護士マッチングサイトは現在でも隆盛しているのである。

今回問題となったHIROKENの運営する街角法律相談所というサイトには、一般の広告サイトと異なり、この街角法律相談所に登録されている弁護士が良く見えないシステムになっている。比較することなく過払いが有ったりする客を自分たちの「直営」事務所に送り込むことが目的であるからと筆者は判断している。過払い金返還請求が下火になった現在は確実に過払いが見込める客は「上客」であると思われるからだ。

過払い金返還請求が下火になり、非弁屋のネタはB型肝炎の慰謝料請求や、離婚や残業代請求・交通事故処理であるが、ある程度経験のある弁護士であれば、このような事案は過去の依頼者からの紹介などである程度の依頼が舞い込んでくるものである。こんな案件を広告で拾う弁護士らの多くは、非弁屋に「飼われている」と判断することが妥当であろう。

非弁屋と言えども、まともに業務をしていれば、文句など来ないと思うが、非弁屋の特徴は「預り金」のカッパライと法外な報酬の請求にある。龍博元弁護士の預り金を計画的にカッパライした、サラ金エイワ出身の竹川カズノリなどは預り金カッパライの常習者である。こんな倫理観の欠片も無い「カネの亡者」らが多いのが非弁屋の特徴でもある。

弁護士探しはインターネットで探すことも否定はしないが、インターネット上の情報は所詮「広告」でしかない事を理解しなければ、依頼者は痛い目にあう事をよく理解しておくべきであろう。

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