無権代理という問題 本人確認もしないで着手金目当てに委任を受ける弁護士の増加

筆者に寄せられた情報によると、ある法人の代表者以外の人物から「俺が、この法人の実質的経営者だ」と申し述べられ、その内容を精査もしないで安易に受任し、その法人の代表者とは面会どころか電話もやり取りもせずに係争に介入した弁護士が存在するそうである。

情報によれば、この法人の代表が委任した弁護士も波風を立てぬように解決したほうが得策だとして、無権代理を行った弁護士をかばうような姿勢を見せていて納得できないという事であった。

最近は着手金目当ての「乞食弁護士」が大増殖しており、誰でも良いから着手金を払ってくれれば良いという手合いが増えているのは事実である。そのために本人確認などすっ飛ばして、まずは銭を払ってくださいという倫理観のない弁護士らが増殖しているのだ。

基本的には、司法制度改革の大失敗により、「カネに追われた」弁護士らが多くなり、倫理などと銭にもならない事を言っていられない、食うためには仕方ないだろうと開き直る者が多くなったことと、非弁屋に「飼われ」自らの意思表示すらも出来なくなっている者が多くなっているのである。

筆者には情報提供者の寄せた内容の真偽は分かりかねるが、基本的に弁護士は他の弁護士との間の係争を嫌がるものである。弁護士職務基本規程にも第70条に(名誉の尊重)という項目があり以下のように定められている事から、弁護士との間の係争など避けたいというのが普通の弁護士の本音であろう。

 

第七十条 弁護士は、他の弁護士、弁護士法人、外国法事務弁護士及び外国法事務弁護士法人(以下「他の弁護士等」という)との関係において、相互に名誉と信義を。重んじる。

 

このような規定は当然ではあろうが、いわゆる欠陥弁護士などを相手にする際には、この規定に捉われることなく、職務を行うのが弁護士の役割ではないかと筆者は考えている。

なぜなら金目当てで倫理を一顧だにともしない弁護士の増加は換価しがたいものがあるからだ。士業というのは「食わねど高楊枝」ができない人間が参入してはならないのである。「サムライ業」であることを欠陥弁護士たちに自覚しろというのは無理かもしれないが、士業としての誇りを捨てれば地獄への道が待っているだけであることはご理解いただきたいものであると筆者は考えている。

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