日弁連が痴漢行為を認めた男性のDNA採取を人権侵害として静岡県警に勧告 痴漢の人権が犯罪被害者の人権より優先される必要があるのか?

静岡新聞SBSは27日付で『「DNA鑑定で人権侵害」 日弁連、静岡県警に勧告』として以下の記事を配信した。

 

静岡県警が県迷惑防止条例違反の疑いで取り調べをした男性のDNA型を鑑定した際、資料採取の手続きに人権侵害があったとして、日本弁護士連合会は26日、任意で資料を採取する時は対象者に書面で十分に説明して承諾を得ることなどを県警に勧告したと発表した。併せて警察庁に対しても、この男性のDNAデータを廃棄するよう勧告した。いずれも20日付。男性が2015年1月に日弁連に人権救済を申し立てていた。

 日弁連によると、男性は14年、静岡県内で自転車に乗った女性の尻を触ったとして県警の取り調べを受けた。男性は容疑を認めたが、DNA資料の任意提出は拒否した。その際、警察官と、警察官に依頼された男性の実姉から1時間以上にわたって説得され、採取に応じたという。日弁連は「(男性は)事実上、拒否できない状況に追い込まれた」と人権侵害を指摘。男性はその後、被害者と示談が成立して不起訴処分となったという。

 日弁連は県警に対し、DNA資料を任意で採取する場合、対象者に採取の意味や利用・保存方法を書面で説明し、書面で承諾を得ること、対象者が採取を拒否した場合はそれ以上の勧誘や説得をしないことを求めた。

 県警刑事企画課は「(日弁連の)文書は届いているが、個別案件なのでコメントはない」としている。

 

引用以上

 

 痴漢行為は認めたが、DNAの採取は拒否していたが実姉に説得され結局はDNAの採取に応じたという事が「事実上拒否できない状態」に追い込まれたということで、日弁連は人権侵害だとおっしゃっている。一番人権を侵害されたのは、この痴漢に何の理由もなく触れた被害女性であろう。この痴漢が二度と痴漢行為などを行わない意思があるのであれば、DNAを採取されデータを保存されても何らの問題もない事であろうと筆者は考えるが、痴漢と日弁連のお考えは異なるらしい。

この痴漢の実姉は立派である。弟の更生を図るために必死に説得したのであろう。このような行為を否定する意味があるのか日弁連にお聞きしたい。

刑事弁護は被疑者・被告人の権利を守るために必要不可欠であるが、犯罪者被害者の人権より、犯罪者の人権が尊重されることはあってはならないはずである。日弁連の人権擁護活動はピントがずれているとしか筆者には思えない。日弁連には犯罪者の人権擁護よりも、弁護士の横領・詐欺被害に遭った国民の人権を救済していただきたいと筆者は考えている。

2 thoughts on “日弁連が痴漢行為を認めた男性のDNA採取を人権侵害として静岡県警に勧告 痴漢の人権が犯罪被害者の人権より優先される必要があるのか?”

  1. 記事を拝見しましたので少しコメントさせていただきます。

    まず、刑事手続は国家の刑罰権の発動の場面であって、ここにおける訴訟構造は被疑者・被告人VS捜査機関(国家)という構造になっています。

    このような当事者のパワーバランスの違いから被疑者・被告人の人権を配慮して、捜査機関(国家)の側には厳しい手続的制約が課されています。

    もちろん被害者感情は量刑その他において重要な考慮要素になりますが、刑事訴訟は被害者の損害の填補を目的とするものではなく、応報的・予防的見地からの刑罰権の発動の是非を問うことを目的とする以上、ここにおいて被疑者・被告人の人権と被害者の人権を対置すること自体が、刑事訴訟の目的に照らして失当と言わざるを得ません。

    むしろ、被害者の救済・損害の填補を直接の目的とするのは民事訴訟です。そして、民事訴訟においては原告(被害者)と被告(加害者)は対等な私人であり、前述したようなパワーバランスの違いはないため、公平性の観点から、原告の負担と被告の救済を天秤にかける発想は何らおかしくありません。

    要するにあなたの発想は民事訴訟の話であって刑事訴訟の話には妥当しません。

    もちろん、民事訴訟では加害者に弁済能力が無く結局被害者が救済を受けられないなんてことも多々あります。しかし、そのこと故に刑事訴訟が被害者個人のための訴訟制度になるわけではありません。

    司法ジャーナルなどと大風呂敷を広げているようですが、そうでしたらせめて法学部学生程度の法的理解はされておかないと議論にならないかと思います。

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  2. こうした事件は背景が分からないのでなんともいえません
    被疑者に前科があるのかもわかりません

    「自転車に乗った女性の尻を触る」というのが運転中なのか停止中なのかも分かりません
    運転中の女性の尻を触るのは難しいので触れた程度かもしれません

    示談はどのような形で行われたのかもわかりません
    金銭での示談なのか謝罪のみだったのかもわかりません

    ところで金銭での示談が痴漢行為に必要でしょうか?
    金持ちであれば痴漢してもいいということになりませんか?
    事後承認の売春のようになりませんか?
    金銭目的の自称痴漢被害者が出てきたらどうしましょう?
    示談金の授受双方へ回数制限してもいいと思います。
    示談金は犯罪被害者への寄付でもいいでしょう。
    監視カメラがあればやったやらないは減ります。示談金で防犯カメラを増やしてもいいと思います。

    もちろんこういうこともありうるでしょう。
    金を払うように思わせて謝罪し示談させておいて後に払わない。
    謝罪しておいて警察官と被疑者だけになったら否定しだす。
    示談にもクーリングオフが必要かもしれません。
    (反省してない様子なら示談を事後に無効にしていいでしょう。)

    痴漢に冤罪があるといわれるのは捜査が透明化されないためです。
    捜査を透明化すると逆手にとって悪事を働く弁護士がいることです(元検事含む)
    透明化されないから議論を呼びます。警察への不信も募ります。
    弁護士自治が適正化されて悪徳弁護士が減れば透明化の余地もあるでしょう。
    警察には「お願い」「要請」しかできません。
    悪徳弁護士の追放は日弁連なら権利行使できるのではないでしょうか。

    最後に。
    私は痴漢の現場を見た事があります。
    女性が通報しておりましたのでびっくりして聴いたところ、
    「主人が道を尋ねようと肩を叩いたら痴漢と言われてしまいました。」と奥様より。
    通報した女性はまじめそうな方で悪意はなさそうです。いつも黙々と働いている女性でした。
    忙しくてイライラしていただけかもしれません。

    痴漢の定義は色々ですので皆さんお気をつけください。

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