渡辺直樹弁護士(愛知)業務上横領で起訴 職務懈怠弁護士の末路

毎日新聞は26日付で「業務上横領 1830万円着服の弁護士起訴」として以下の記事を配信した。

 

成年後見人の立場を悪用して現金約1830万円を着服したとして、名古屋地検特捜部は26日、愛知県弁護士会所属の弁護士、渡辺直樹容疑者(59)=岐阜県多治見市=を業務上横領罪で起訴した。

 起訴状によると、渡辺被告は2013年12月2日~15年7月28日、成年後見人として管理していた70代男性の複数の口座から、11回にわたって計約1830万円を引き出して着服したとされる。特捜部によると、渡辺被告は受任した民事案件数件を適正に処理しておらず、その結果生じた損害の補填(ほてん)に横領した金を充てたという。

 愛知県弁護士会の石原真二会長は「弁護士の職務に関する行為で起訴されたこと自体が極めて遺憾。市民や裁判所の信頼を著しく失墜させ、おわびいたします」との談話を出した。

 

引用以上

 

 毎度毎度の成年後見人弁護士の不祥事である。被後見人の財産をお財布代わりにしてしまう倫理観・責任感に欠ける弁護士が後見人に選任されてしまうのだから、被後見人やその親族はたまったものではないだろう。

日弁連・各単位弁護士会は不祥事対策を行っているというが、何の効果も出ていないのが現状だろう。成年後見人の不正行為は弁護士に限らず多発しているようだが、後見人の一個人の裁量に任せられる金銭管理を行えないように制度を改革しなければ、さらに不正行為は続いていくだろう。

それにしても、渡辺弁護士が横領をした原因が民事案件の職務懈怠であったという事は情けない限りである。着手金をもらったら仕事を放置し、適当な事を言ってごまかしていたが、結局は依頼者に苦情を受けて返金などという事を繰り返していたのだろう。このような職務懈怠が慢性化していたのであれば、愛知県弁護士会にも相当数の苦情が寄せられていたはずである。そのような弁護士が後見人に選任されれば、待ってましたとばかりに被後見人の財産をお財布代わりにしてしまうのである。

国は後見制度自体を大いに見直す必要がある事は間違いないだろう。超高齢化社会を迎える我が国では、ますます後見制度の利用は増加するであろうが、今の制度では不正が続発するばかりで、「社会正義の実現」を使命とする弁護士らの倫理観の低下から、被後見人の財産でキャバクラ通いをして実刑判決を受けたり、東京弁護士会の元副会長が実刑判決を受けたりしているのだから、弁護士が後見人になれば安心という事が全く間違っている事が証明されたわけである。

 

【参考リンク】

松原厚弁護士(東京)元東弁副会長・成年後見人着服懲役5年判決 ( 事件 ) – 弁護士自治を考える会

 

成年後見で1億円着服・渡部直樹元弁護士(一弁)懲役6年 東京地裁 ( 事故 ) – 弁護士自治を考える会

 

 横領に手を染める弁護士たちは、みな「カネに追われて」か「酒食に溺れて」か職務懈怠によるトラブルがきっかけである事が多い。弁護士として以前に社会人としての自己管理ができないものが、弁護士であること自体が大きな問題なのであろう。司法試験では測れない部分が弁護士としての重要な部分であることを、しっかりと認識しなければ、司法制度改革など成り立つはずもないのである。

“渡辺直樹弁護士(愛知)業務上横領で起訴 職務懈怠弁護士の末路” への1件のフィードバック

  1. 弁護士業界は、人をだましてなんぼの世界でしょう。

    得するのは、悪い事をした側の人と弁護人。

    嘘八百並べ立てて喧嘩を売って、裁判で和解?相手方はなんも悪くないのに。受取金減額させられる。
    こんな世界で毎日仕事している裁判官の倫理感も鈍麻してますね。

    普通に疑って対策や予防を直ちにしないといけないでしょう。弁護士会は。
    やらない
    弁護士にお金を預けるのと引き換えに弁護士の財産目録や預金通帳コピーをもらうというのは、どうですか。

    いいね

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