日弁連 人権擁護大会・シンポジウムで死刑廃止など3つの宣言を採択 国民の意見を反映しない、独りよがりの弁護士自治

日弁連は10月6日~7日の人権擁護大会で3つの宣言を採択した。

 

【参考リンク】

憲法の恒久平和主義を堅持し、立憲主義・民主主義を回復するための宣言

 

あるべき主権者教育の推進を求める宣言―民主的な社会を担う資質を育むために―

 

死刑制度の廃止を含む刑罰制度全体の改革を求める宣言

 

この中で死刑制度の廃止についてのシンポジウムでは作家の瀬戸内寂静氏のビデオメッセージの中で「殺したがるバカ共とたたかって」という表現があったそうで、日弁連は「犯罪被害者に配慮が無かった」と謝罪したそうだ。

殺したがるバカという者を、殺人犯や殺人未遂犯と捉えれば、至極当然の論理であり人殺しと闘うのは当然の事であろうが、そのような意味ではないのが残念である。

今回採択された宣言は、人権擁護というよりは日弁連の政治的な活動と判断したほうが適切な内容ばかりであり、到底国民の意思を反映しているとは思えない。

まず憲法の恒久平和主義を堅持という事だが、これは国民の中で様々な意見があり、改憲論・護憲論ともに多様な意見がある中で、現在の憲法(特に9条)を聖典化しようと考えているとしか思えない。戦後のわが国の平和が憲法で維持されたわけではなく、国際社会のパワーバランスの中で維持されたことは明白であるし、憲法9条を素直に読めば自衛隊など存在する余地はないのである。安保法制の問題にも多様な意見があるわけであるが、そんな事よりも第二次世界大戦におけるアジア各国への加害や国民の被害などを述べ、国会審議が尽くされない中での強行採決と非難する。

これは日弁連執行部の意見であり、日弁連の総意ではないだろう。本気でアジアの被害を考えるのであれば、欧米諸国に植民地化されたアジアの問題から考えなければならないはずであり、当時の社会情勢や国際ルールを今の尺度ではかり断罪することは、法の原理からかけ離れた行為であることが分からないはずもないだろう。これが人権擁護大会で採決される宣言とは到底筆者には思えない。

次に、あるべき主権者教育の推進ということだが、日弁連は大きな勘違いをしているようである。民主的な議論とか、法の基本的な価値の教育とかを行えば「あるべき主権者」が出来上がるという事なのだろうか?日弁連の考えるあるべき主権者とは「市民運動家」のような人物を指すのであろう。教育とは枠にはめることから始め、しっかりと基本を育てることが肝心なのである。個性とは、どんな枠の中にあろうと押し破って出てくるぐらいのものでなければ、単なるわがままである。教育には規律が必要なのである。日弁連執行部のお子様方には、この宣言に沿った教育をぜひ行って欲しい、大学進学などさせずに「あるべき主権者」教育のために教師の裁量による意見を大いに聞いて、どんな人間が出来上がるか、ぜひとも公表して頂きたい。

そして死刑制度の廃止についてだが、産経新聞の報道によれば国民の約8割は死刑制度の存続を支持しているのである。知的エリートの前衛として無知蒙昧な国民を指導しようとでも思っているのだろう。宣言の中には罪を犯した人を社会から排除しないなどとの内容があるが、それなら積極的に日弁連で長期受刑から社会復帰した者を雇用するべきであろう。その他にも人権派の弁護士さんたちが、積極的に元犯罪者を雇うべきであろう、それが出来なければ言行不一致、きれいごとを並べ立てているだけと判断して間違いない。

日弁連は冤罪の危険を訴えるが、再審で無罪判決を受けた無期懲役囚が殺人事件を起こした事実などは何も述べない。冤罪はあってはならない事であり、それによって生命が失われることもあってはならない事だが、何の罪もない犯罪被害者や犯罪被害者遺族のほうが配慮される存在でなければならないことは当然であろう。

更生と社会復帰を刑罰制度の核にと日弁連はいうが、更生不能の犯罪者の方が大多数なのである。薬物中毒者や、特殊詐欺関係者は、ほぼ更生が不可能であると筆者は確信している。こういう事を述べると、更生の可能性を否定するのかとよく言われるが、そもそも犯罪行為を犯すことに対して大きな壁があるのが一般人である。一時の快楽や現実逃避に薬物を使用することを普通の人間はやらないのである。また「カネの亡者」である特殊詐欺関係者は被害者の心情など忖度もできないし、自らの都合とカネの事しか頭にないから、平然と卑劣な犯罪を繰り返すのである。

こういう人間の人権が尊重される社会が良いと考える国民はごく少数であろう。日弁連は犯罪者よりも犯罪被害者や一般市民の人権擁護を真剣に考えるべきであろう。

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