椿康雄元弁護士が逃げたかったのは何からか? 

7月29日付で、9年間の逃亡の末にタイで拘束された椿康雄元弁護士についてテレビ朝日は「「犬の世話を…」タイで拘束の元弁護士 整形は否定」として以下の記事を配信した。

 

 9年間、逃亡していた男は容疑について「話したくない」と答えました。

  椿康雄容疑者(62):「容疑の内容も詳しく知らないので、あまりいい加減なことを話したくない。タイで(愛犬の)世話をしてくれる人がいるように探している」

  ANNの単独取材に応じた元弁護士の椿容疑者は、株価操作事件に関わった疑いが持たれています。2007年に国外に逃亡し、タイで拘束されました。29日の会見でタイ警察は、椿容疑者がタイで整形手術を受けていたと指摘しましたが、本人は否定しています。椿容疑者は週明けにも日本に送還されます。

 

引用以上

 

 椿元弁護士は驚いたことに、当時所属していた弁護士事務所の仕事や経営を放置して、タイに逃亡したにも関わらず、「容疑の内容も詳しく知らない」とのたまっているようだ。

ならば、なぜ椿元弁護士は日本から逃亡したのか、その理由を詳しく話していただきたいものである。

椿弁護士が関与した「OHT鉄砲事件」では、椿弁護士は30億円以上の資金を突っ込んでいたようである。

 

【参考リンク】

弁護士仕手 ヒルズ弁護士が関与したOHT株「鉄砲事件」 敬天新聞

 

 椿元弁護士が突っ込んだ30億円は、全て自分の懐から出たものではないだろう。当たり前だが、仕手筋の金主からの拠出もあったのであろう。椿元弁護士は、逃亡当時は弁護士であり、六本木ヒルズで事務所を運営しイソ弁も雇っていたのだから、仕事を続けていけばカネを返せる事もあっただろう。また金主にしても、椿元弁護士に「飛ばれる」よりは、仕事をさせながら回収することも考えていたはずである。

しかし椿元弁護士は「飛んだ」のである。なぜ椿元弁護士が「飛んだ」のかを考察しなければ、この事件の真相は見えないだろう。人一倍見栄っ張りで、虚栄心が強く、有能感も強い椿元弁護士が、みずからのヒルズの事務所も人間関係も清算してタイに「飛んだ」事には相当な事情があるはずなのである。

MSブログは椿弁護士について以下のとおりの論考をしている。

MS blog : 椿康雄は国際弁護士という。弁護士というお仕事

 

 MS氏の指摘のとおり、弁護士は公務員ではないので客があって初めて成り立つ商売である。最近は公設事務所とかもあるが、公設事務所や法テラスに来る仕事の多くは「無理筋」「因縁」が多くなっているのも事実だ。そんなことは「法の支配」と言えば言うほど、「ゴネ屋」や「タカリ」が増えることは普通の弁護士には分かっていた事である。

インターネットが普及して以降、自分の結論に寄り添う検索結果のみを探して弁護士に「このとおりカネにしてくれ」とか「俺は悪くないので相手からカネを取ってほしい」とか自分の主観だけを弁護士に押し付けるクズ共が大増殖してきたのである。このあたりは、先の参院選で当選した弁護士マッチングサイトのさきがけである元榮弁護士・参院議員に詳しく論考を行っていただきたいものだ。

あまねく「法の支配」で果たして、今の世の中は生活しやすくなるのであろうか?筆者は、そんな「法の支配」の行く末が「子曰、導之以政、斉之以刑、民免而無恥」であると何度も主張してきた。社会に必要なのは「法の支配」だけでなく「徳」であり「慈悲」であるのだ。

誰でもシェイクスピアの「ヴェニスの商人」ぐらい読んだことがあるだろう。その中で法学博士に扮するポーシャの慈悲についてのセリフを法曹関係者や国民も良く噛みしめるべきなのだ。

 

慈悲とは強いらるべきものではない。恵の雨のごとく、天よりこの下界に降り注ぐもの。

そこには二重の福がある。与えるものも受けるものも、共にその福を得る。これこそ、最も大いなるものの持ちうる最も大いなるもの。(福田恒存 訳)

 

 カネや虚栄心に憑かれた弁護士には、単なる戯言にしか聞こえないのであろうが、法の支配を厳格に行えば行うほど、必要なものは「協調」や「慈悲」や「自制」なのであり、声高に自らの権利だけを主張することだけでは、「法治」の行く末は「呆痴」社会になることは必然なのである。

椿元弁護士は確かに「秀才」なのであろう。しかし彼の経歴や行動からは「徳」や「慈悲」の欠片も見えない。言ってみれば「法の支配」の行きつく先は「整形」までして法の網を逃れようとした椿元弁護士のメンタリティーに辿りつくのである。

“椿康雄元弁護士が逃げたかったのは何からか? ” への 1 件のフィードバック

  1. 椿は整形をした形跡はテレビを見る限り有りません。
    友人10人位からネット証券の口座を借り、ある程度小遣いを渡していた様です。ほとんどが裁判で敗訴し自己破産に追い込まれました。友人を破滅させるのをわかっての行為に理解が出来ません。

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