舛添都知事の記者会見 依頼者の利益を守るのは弁護士の当然の職務です。だが倫理観とは無縁の「違法ではない」という主張

6日に舛添都知事は政治資金の「公私混同」疑惑について、「第三者の厳しい目」で調査を依頼した弁護士2名と記者会見を行った。

 

舛添都知事が調査を依頼した弁護士は、東京弁護士会所属の佐々木善三弁護士と森本哲也弁護士で、両名とも晴海協和法律事務所の所属である。

このうち佐々木善三弁護士は、小渕優子衆議院議員の政治資金疑惑においても「第三者委員会」のメンバーを務めたセンセイである。

弁護士が依頼者の利益を守ることは当然の職務ではあるが、公益性の観点から考えると感心しないお仕事であることは間違いないだろう。騒ぎの「火消し」の報酬として、いったい、このような「第三者委員会」のセンセイたちは、いくら懐に入ったのかをしっかりと都民に公表すべきであろう。都民は、このセンセイ方の「違法とは言えない」という発言に違和感を抱いている事は間違いないだろう。血税で温泉ホテルで会議をしたり、センスの悪い美術品を買いあさったり、別荘に公用車で通う事は一般市民からしたら、間違いなく問題行動であり法人の役員が同じことを行えば背任・横領と指摘されても仕方のない事なのである。

この立派な経歴のヤメ検の先生方は立派に舛添都知事の依頼のオシゴトを遂行したという事だけであり、批難される所以など無いとお思いなのであろうが、倫理観という面から考えれば感心しないお仕事であることは間違いない。

舛添都知事の「公私混同」は間違いなく褒められた行動ではない、公人である舛添都知事が「違法とはいえない」からと「第三者の厳しい目」で判断されたのだから、辞任はしないという判断は、倫理観と無縁の考え方である。恥を知るものであれば、知事を辞任するところであろうが「しわい屋」の舛添知事は、報酬などが目当てで知事を続ける選択を行ったのであろう。

「第三者の厳しい目」で判断したらしいが、「ヒアリング」や事実確認の手法を、この立派なヤメ検の先生方はきちんとお答えしてくれない。こんなご時世なのだから、舛添都知事のヒアリングを「可視化」すれば良かったのではないですかね?

しかし、まさに「民免而無恥」という言葉がピッタリの会見でしたね。2名の立派なヤメ検弁護士には社会正義の実現に寄与するためにも「違法とは言えないが、舛添都知事は公私混同と断じられても仕方のない資金の使い方をしている事から、都知事を辞任することが適切だ」と述べてほしかったと筆者は考える。

 

【参考記事】

舛添氏疑惑調査、これで「第三者の厳しい目」? 弁護士は小渕優子氏にも「活用」されていた J-CASTニュース

“舛添都知事の記者会見 依頼者の利益を守るのは弁護士の当然の職務です。だが倫理観とは無縁の「違法ではない」という主張” への1件のフィードバック

  1. いつも疑問に思うのですが
    「違法ではない」と弁護士はいえるのでしょうか
    ヤメ検はもう検事を辞めたのですよ?
    決めることができるのですか?

    本件はせいぜい「政治資金規正法では」違法ではない、です。
    民法上はどうなのか
    法律の設立趣旨からどうなのか
    憲法から見てどうなのか
    条例から見てどうなのか
    考えられる視点はいっぱいあります

    それを利害者が議論して違法かどうか決めるのが裁判だと思っていたのですが
    ヤメ検の一声で決まっちゃうんですかね

    ヤメ検のセンセイは検事だった頃はどうされてたのでしょうか
    情け深くて減刑しかされてなかったのでしょうか

    いいね

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