アングラ和牛投資商法の安愚楽牧場の元役員に全額賠償命令の判決、悪徳商法被害者はあきらめずに詐欺集団の徹底的な追及を

30日付で時事通信は「元役員に全額賠償命令=安愚楽牧場被害―大阪地裁」として以下の記事を配信した。

 

全国から出資金を集めて破綻した安愚楽牧場(栃木県那須町)をめぐり、近畿地方の出資者9人が元幹部ら22人と関連会社3社に約1億6600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、大阪地裁であった。

  佐藤哲治裁判長は元役員(74)に請求全額、元監査役(67)にその一部を支払うよう命じた。

  安愚楽牧場は和牛の保有数を上回るオーナーと契約して約4200億円を集め、2011年に破綻。元社長ら2人は特定商品預託法違反の罪で実刑が確定した。被害対策弁護団などによると、今回は元幹部の民事責任に関する初の判決という。

  佐藤裁判長は、安愚楽牧場が契約書にオーナー牛が実在するなどと記載したのは同法違反と判断。元役員らは頭数を調査して契約中止を進言する義務に違反したなどと認定した。元社長の親族らと関連会社については、頭数不足を認識できたとは言えないとして訴えを退けた。

  弁護団の斎藤英樹弁護士は判決後の記者会見で、「役員らの責任を認めたのは高く評価している」と話した。 

 

引用以上

 

 筆者は安愚楽牧場の件について、2014年1月11日付で以下のとおり司法ジャーナルに投稿を行っている。

 

安愚楽牧場元社長に実刑判決 その一方で詐欺会社に加担するヤメ検たち  安愚楽牧場の元社長の三ヶ尻久美子被告に懲役2年10月の実刑判決が下された。特商法違反事件としては異例の判決だが、被害者らに与えた被害の大きさから考えれば妥当な判決だろう。以下日経新聞の記事を引用する。

 和牛オーナー商法の安愚楽牧場(栃木県那須塩原市)による特定商品預託法違反事件で、同法違反(不実の告知)罪に問われた元社長、三ケ尻久美子被告(69)の判決公判が9日、東京地裁で開かれた。芦沢政治裁判長は「計画的で周到な犯行で刑事責任は重い」として、懲役2年10月(求刑懲役3年)の実刑判決を言い渡した。  同罪に問われた元幹部、大石勝也被告(74)も、懲役2年4月(求刑懲役2年6月)の実刑とした。両被告側はいずれも起訴内容を認め、執行猶予付き判決を求めていた。  芦沢裁判長は判決理由で「繁殖牛が存在しないのに、存在するかのような契約書を送るなどしており、顧客の適正な判断の前提となる情報をゆがめた。取引額は30万円から500万円と多額。被害者は北海道から九州にまたがり、犯行規模も大きい」と指摘した。  さらに「安愚楽牧場は長年にわたり、実際に保有している牛の頭数が契約頭数を下回っていたのに、それを認識しながら会社を維持するため、さらに顧客を獲得しようとした。自己中心的な犯行動機で、刑事責任は重い」と批判。反省の態度を示していることなどを考慮しても「執行猶予にすべき事案とはいえない」と結論付けた。  判決によると、安愚楽牧場の業務全般を統括していた三ケ尻被告と、営業や経理業務などを担当していた大石被告は2010年9月~11年7月、192人の顧客を勧誘する際、保有牛が不足しているのに十分な数の牛が存在するように偽った説明をした。

引用以上  

 このような悪質な投資詐欺事件は後を絶たない。この安愚楽牧場の事件の背後にも半グレ集団的な自称フィクサーなどの関係者が関与していた事実は皆様も御存じのとおりだと思う。このアングラなカネの行きつく先を捜査すべきなのだが、詐欺容疑での立件をしなければ、そこまでの捜査は困難だったのであろう。  まだ安愚楽牧場は摘発されて、破産に至っただけましである。悪質な投資詐欺会社は、金集めをして計画的に破産する事も多い。そしてその破産申立に手を貸す弁護士も多いのである。  昨年自ら命を絶ってしました森田哲治元弁護士は、このような投資詐欺の後処理をやらされていたようである。犯罪集団スピーシーや関東連合の関係者が起こした投資詐欺事案に深く関与していたようである。  無登録で金集めを行っていたような会社の破産申立に、あのおしゃれな街のヤメ検が申立代理人になっていた事実を筆者は確認した。完全にこの破産は、犯罪の隠蔽と、犯罪収益の隠匿であったとの情報が寄せられている。この、おしゃれな街のヤメ検は「法教育」の必要性を声高に叫びながらも、賭博常習者や有罪判決を受けた不動産会社社長らと深い関係を持ち、女性関係に極めてだらしないと評判のセンセイである。  このセンセイの周りには詐欺を業とする暴力団関係者や、振込め詐欺関係者が多く、犯罪者の背後の犯罪集団のために尽力してくれる「ヤメ検」として極めて詐欺師たちの信頼は厚いそうである。逮捕された容疑者に犯罪組織の意を受けて、供述の口止めを行ったり、犯罪組織について詳細を語らぬよう、圧力をかけたりしてくれる弁護士さんだと、筆者は仄聞している。  この「ヤメ検」のセンセイは、悪質な投資詐欺会社を「破産」に導き、相当な報酬を手にしたようだ。この手のセンセイの仕事は詐欺会社に「もう資産などありませんよ」という破産申立を行うプロである。犯罪集団に流れるカネの流れを糊塗し、もっともらしく破産申立を行うのだから、その罪は極めて重いだろう。  安愚楽牧場の件でも、ある有名弁護士が暗躍したようである。刑事弁護や破産申立は確かに弁護士の職務であるが、刑事弁護は被疑者・被告人のために行われるべきものであり、破産申立は平等な資産の分配のために行われるべきものである。それを刑事弁護を犯罪組織のために行い、財産隠匿のために破産申立を行うなどという弁護士は社会の害悪でしかないだろう。このセンセイは法教育とのたまう前に、再教育を受けた方がいいですね。

 

再掲以上

 

 安愚楽牧場の元社長に実刑判決が下されて約2年、今度は元役員に全額を賠償する民事訴訟の判決が下されたのである。被害弁護団の努力を高く評価したい、詐欺師を野放しにしないことは重要な事で、このような安愚楽牧場のような計画的に詐欺を行った連中に対しては徹底的に追及することが一番こたえる事なのであるから、詐欺師には回収ができるできないは別として、徹底的に刑事・民事的な責任追及を行うべきなのである。

本来は、このアングラ牧場に関与した自称フィクサーまで責任を追及すべきであり、詐欺罪による摘発を行うべきだったのである。この手の特殊詐欺は「計画的」に「役割分担」を逮捕されるべき人間まで定めて行う事が常なので、組織犯罪処罰法の適用も必須なのである。

このような「カネの亡者」が行う、詐欺行為を抑止するためにも被害者の方々は決してあきらめずに、腐りきった詐欺師たちを追及して欲しい。特殊詐欺を行う暴力団関係者(古川組)の桐生成章や、マンションデート商法首魁の松尾眞一や永田康雄、自称格闘家の振込め詐欺師の吉田武生などは、自らの欲望の為には手法を選ばずにカネを追いかける連中である。この手の人間たちが恐れるのは、自分たちの名前が「詐欺師」として世の中にさらされる事なので、筆者は積極的に「カネの亡者」の詐欺師らを追及するのである。

特殊詐欺・悪徳商法の被害者の方も、警察で刑事事件として受理してくれず、民事訴訟を提訴しようにも弁護士に証拠が少ないから、勝てないかもしれないと言われても、最後まで諦めずに詐欺師どもを追求すれば、詐欺師たちが犯罪収益を吐きだすこともあることをよく理解してほしい。

「カネの亡者」の詐欺師どもを放置しないことが、特殊詐欺・悪徳商法の撲滅につながると筆者は確信するものである。

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