業務停止3月の懲戒処分を受けた田中広太郎弁護士(東京)の問題行動と、自信過剰弁護士の陥りやすい罠

昨日、東京弁護士会所属の田中広太郎弁護士が業務停止3月の懲戒処分を受け、その理由が泥酔し嫌がる女性を無理に引き止め、体を触るなどの行為を行った事が原因であることをお伝えした。

 

緊急速報 またまた欲望を自制できない弁護士に業務停止3月の懲戒処分

 

この田中弁護士は、若手ながら英語・スペイン語を駆使し2010年10月には季刊刑事弁護の新人賞を受けたり、同年に発生したペルー人誤認逮捕事件で活躍し、その名を上げていた期待の弁護士だったようだ。

 

【参考リンク】

ウィキペディア 田中広太郎

 弁護士列伝 田中広太郎

 季刊刑事弁護 第8回新人賞

 

田中弁護士は異色の経歴でもあり、注目を集めていた弁護士であるようだ。当初は横浜弁護士会所属として活動していたが、弁護士法人品川国際法律事務所を立ち上げのために独立し、東京弁護士会に登録替えをしたのであろう。そして、若手弁護士2名をかかえ、ボス弁として、希望を持ち自分なりのビジョンを持って弁護士業務を行っていたものと思われる。

ところが、泥酔し法科大学院修了生の女性に抱きつき体を触るなどの行為を行い業務停止3月という処分を受けたのである。田中弁護士を信頼している顧客や、今後の活動に期待している者たちを大いに落胆させる行動を取ってしまったのである。この事案は2013年の事なので3年前の案件ではあるが、この時点で既に田中弁護士は「自信過剰」となり、自らの初心を忘れていたのではないだろうか?

ある分野のスペシャリストになると、法律解釈や交渉能力などと関係なしに人間関係で事件等が解決することが多くなることがある。例えば捜査機関と親しい弁護士が捜査機関は「俺のいう事は聞く」というような思い込みを持つことになるのである。しかしながら、弁護士の仕事は法律に従い、事件を解決することであり、「超法規措置」を行う事が仕事ではない。しかしながら実際には依頼者も「人間関係」に期待した「超法規措置」を求めヤメ検や、その道のスペシャリストと呼ばれる弁護士に高額な着手金を支払い依頼をするのである。

高額な着手金をもらい、裁判などをせずとも案件の解決などが続くと弁護士が自らの能力を過信することになることが多いのである。そうすると女性関係で躓いたり(愛人を作ったり、キャバクラで豪遊したり)、カネが足りなくて20日間の刑事弁護費用を金5000万円也などと吹っかけて請求するようになるのである。

筆者は弁護士の心構えとして何度も高中正彦弁護士の弁護過誤防止の7か条を引用しているが再度引用する。

 

1.むやみに人を信用するな

2.こまめな報告はあらゆる過誤を根絶すると知れ

3.カッカするな・常に冷静であれ

4.説明の腕を磨け

5.すべての事件について手を抜くな

6.カネに魂を売るな

7.謙虚であれ

 

 自信過剰の弁護士や思い上がりを持った弁護士さんたちには、再度上記の7か条をよく噛みしめ弁護士業務を行ってもらいたい。

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