法人としては東京弁護士会所属の弁護士法人サルート法律事務所は弁護士法違反(非弁提携)で在宅起訴され有罪判決を受けた吉田勧弁護士が関与していた事務所である。
【参考記事】
弁護士資格喪失寸前の吉田勧弁護士(東京)を非弁NPOに紹介した小山三代治弁護士(第二東京)
弁護士法違反で有罪判決確定間近の吉田勧弁護士(東京)が新事務所を設立 以前所属の弁護士法人は名称を改称 機能していない弁護士自治と不祥事対策
【弁護士法人サルート法律事務所 ウェブサイト】
このサルート法律事務所の所属弁護士のうちの一人であった川上三郎弁護士(東京)の弁護士登録が抹消され、弁護士法人サルート法律事務所の社員弁護士も水野正晴弁護士(第二東京)一人になっている事が確認されている。
川上弁護士は、お亡くなりになったとの情報が筆者に寄せられているが、まず間違いはないだろう。しかしながら、現在もこの事務所を実質的に支配する者が作成したであろう広告サイトが以下のように存在する。
このような集客のための姑息な広告を作成する事が得意なのは特殊詐欺関係者である。いったい誰が、何のために法律事務所のリンクを貼った「口コミ」サイトを作成するのか考えればすぐに分かる事である。
また、以下のこの法律事務所の広告サイトに出ている写真は、この事務所のスタッフなのであろうか?
http://salute-lawoffice.jp/ (サルート法律事務所 ウェブサイト1)
もう一つのサルート法律事務所のウェブサイトには、登録している水野弁護士の写真が以下のとおり掲載されている。
https://salute-law.jp/ (サルート法律事務所 ウェブサイト2)
本当によくわからない弁護士事務所である。上記のウェブサイト2には、以下のとおりの水野弁護士の経歴が記載されている。
昭和43年3月広島大学付属高等学校卒業
昭和48年3月中央大学法学部卒業
昭和48年10月司法試験合格
昭和51年4月第二東京弁護士会入会
昭和51年4月井上法律事務所入所
昭和56年4月独立し水野法律事務所開所
平成27年2月サルート法律事務所へ改名
しかし、弁護士法人サルート法律事務所の登記を拝見しますと
平成26年8月28日に川上三郎弁護士を代表社員として弁護士法人RESTA法律事務所として設立され、平成27年11月24日に弁護士法人サルート法律事務所に商号の変更がなされ、同日に水野弁護士が法人の社員に加入しているのである。
登記簿から確認すると上記の経歴は嘘であることが理解できる。
いったい何のために水野弁護士は経歴を詐称するのか、誠実に答える義務があるはずだ。弁護士法人サルート法律事務所が所属する東京弁護士会、水野弁護士が所属する第二東京弁護士会ともに、所属弁護士の経歴を詐称している同事務所に対して適切に指導監督連絡権を行使すべきであることは間違いない。